凸版印刷、ARで芸能人とのリアルな記念撮影体験が可能なサイネージを開発 顧客満足度向上を支援

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2020/10/07 05:00

 凸版印刷は、AR技術を活用してサイネージ上で芸能人、キャラクターなどとリアリティのある記念撮影体験を行うことができるサービス「WithShot(ウィズショット)」を開発。イベント会場や商業施設に向けて提供を開始した。

 同サービスは、まるでその場に芸能人やキャラクターがいるかのように登場し、自分の周りに集まってくるような演出を行い、臨場感のある撮影が体験できるサイネージ。一緒に写真を撮りたい人を選択すると、選んだ順番に画面内に動画で登場。自分の好きな芸能人たちと好きな組み合わせで撮影をすることができる。また、撮影後に画面上に表示されるQRコードを読み取ると、体験した写真や動画を保存し持ち帰ることが可能。話題性のある写真や動画をSNSなどで拡散を促すことができるという。

 なお、同サービスは2020年3月より一部のソフトバンクショップに設置。ソフトバンクのコンテンツ配信サービス「5G LAB」のデモ体験コーナーでAR撮影体験サイネージとして採用されている。

「WithShot」使用イメージ
「WithShot」使用イメージ

 同サービスの特徴は、次のとおり。

動く撮影フレームで臨場感のある演出が可能

 芸能人やキャラクターが動きながら画面内に入ってくる演出で、静止画の撮影フレームよりも臨場感のある演出が可能。独自の撮影技法を用いて、体験者が画面前に立った際に芸能人やキャラクターが実際にその場にいるように感じるコンテンツを作成する。キャラクターなどのアニメーションや、静止画コンテンツに対応でき、イベントの内容に合わせてスポーツ選手、動物などさまざまなコンテンツとの撮影シーンにも応用可能となっている。

自分の好きな組み合わせの芸能人と撮影できるカスタマイズ性

 利用者は、サイネージに表示される好きな芸能人やキャラクターの組み合わせを自由に選択することが可能。選択したARコンテンツはその場で瞬時に合成され、サイネージに映る自分の周りに集まってポーズをとり、撮影を体験することができる。これにより、自分だけのオリジナルの組み合わせで撮影できる楽しみや、ほかのパターンを見るため何度も撮影したくなるコレクション性があるという。

音声付きコンテンツにも対応可能

 登場するARコンテンツには「一緒に写真を撮ろう!」や「はいポーズ!」などのセリフを言わせることが可能。また、体験中にBGMをつけることもできるため、アーティストの新曲発表イベントや、ゲーム、アニメコンテンツイベントにも活用することができる。

多彩な持ち帰り方法のなかから最適な方法を選択可能

 イベント内容や希望に合わせ、撮影したコンテンツのお渡し方法を選択することが可能。QRコードを読み込み、写真データをダウンロードする方法や、メールアドレスを登録し、送付されるメールで動画をダウンロードする方法、写真をその場でプリントし持ち帰る方法、写真データを会場の大画面に表示するなどの方法を選ぶことができる。