住友林業がミライロへ出資 両社が協業してユニバーサルデザイン対応のノウハウ蓄積や建築部材開発を推進

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2021/02/17 07:00

 住友林業は、企業向けのユニバーサルマナー研修や障害者手帳のアプリケーションサービスなどを展開するミライロに出資したことを発表した。

 住友林業は既存の住宅・建築事業や介護事業などでユニバーサルデザインの普及を促進するなど、事業活動を通じて障害者や高齢者が抱える社会課題解決を目指している。住宅・非住宅の建築をはじめ、スミリンフィルケア、スミリンケアライフを通じた高齢者向け介護施設の運営やデイサービスを提供している。

 ミライロは障害者が自由に活躍できる社会の構築に向けて企業や自治体、教育機関にハード、ソフトの両面からソリューションを提供している。新型コロナウイルス感染症の拡大により、障害者やその家族を取り巻く環境は厳しさを増していることから、同社は障害者の活躍を支援するサービスの開発、強化を目的に第三者割当増資を実施した。

 今回の出資を契機に両社は協業し、住宅設計や介護施設設計などでユニバーサルデザイン対応のノウハウ蓄積や建築部材開発を進めていくという。

 また、障害者手帳のアプリケーションサービス「ミライロID」を活用し、住まいに関連する各種手続の簡略化など、障害者を取り巻く社会環境の改善を図っていく。