セブンデックス、日本鋳鉄管の戦略パートナーとしてデザイン経営推進支援 第1弾はコーポレートサイト刷新

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2021/06/18 05:00

 デザインコンサルティングファームであるセブンデックスは、日本鋳鉄管の戦略的デザインパートナーとしてブランド戦略支援を開始したことを発表した。

 同プロジェクトは、日本鋳鉄管内に新たに設置される「ブランド戦略推進室」と共同で行っていく。同社が、ブランド戦略推進室の立ち上げサポートから企業文化の醸成、ブランド価値の創造、構築までをデザインパートナーとして担うことで、日本鋳鉄管のデザイン経営の実行を牽引。表層的なクリエイティブの変更のみにとどまらない、デザインの力による事業成長の支援をしていく。今回、プロジェクト第1弾としてコーポレートサイトリニューアルの支援をした。

 日本における水道管の多くが現在寿命期を向かえており、「飲める水道水」維持のためにもスピード感ある水道管更新が必要とされている。市場が転換期を迎える昨今、日本鋳鉄管にとって、水道事業の現状や製品の価値を正しく世に発信し、スムーズな水道管更新を支えていくことが今後の事業の重要事項だと考えている。その推進力として、デザインを重要な経営資源として活用しイノベーション力向上およびブランド力の向上を目指している。

 そのなかで、セブンデックスの事業成長にコミットする姿勢に共感を得、戦略パートナーとしてともにデザイン経営の推進を始動することとなったという。

ブランド戦略を支援するセブンデックスのプロセス

 日本鋳鉄管の社会意義をすべてのステークホルダーに適切に伝え、価値を創出する。

 セブンデックスが得意とするビジネスとクリエイティブの融合によって、経営戦略に紐付いたブランド戦略策定、実行するパートナーとして支援する。ブランド戦略の具体的な支援内容は随時配信していく。

コーポレートサイトリニューアルについて

アイデンティティの形成

 プロジェクト開始から日本鋳鉄管の思想、フィロソフィーの理解に努めた。ものづくりの現場を肌で感じ、企業としての価値を認識。市場の歴史や現在の水道市場における課題、マーケット分析から、ビジネスシーンまでも理解し、日本鋳鉄管のアイデンティティを形成していく。コーポレートロゴのリニューアルも同時に進行し、現在は手続きやリニューアルに向けた準備を進めている。

ビジョンとミッション

 生活の変革ではなく、維持をすることの重要性、価値に言及し、水道が当たり前に届く生活を守らなければいけないことに使命感を持たせ、自社の事業価値を再認識できるようにビジョンを設計。

デザインコンセプト

 ステークホルダーから期待されていることを守るために、イメージチェンジではなくイメージのアップデートで印象を変えるデザインを検討。堅実な経営基盤から成る安心感と水道事業の想起性から青系統色をメインカラーとし、紡いできた歴史とインフラを支える企業としての落ち着きと正統性を持たせながら、変革する強い意志を持たせられるように、強弱のはっきりとしたデザインを設計した。