1)Project Morpheus
Adobe Senseiを使った技術としては、Adobe Photoshopの「ニューラルフィルター」がすでに利用できるが、それを動画のコマすべてに適用させてしまうのがProject Morpheusだ。プレビューでは、動画全体に対して被写体の表示を自動編集し、笑顔に整える様子が紹介された。
2)Project In-Betweens
2枚の静止画を使って、実際には存在しない中間画像を補完し、GIFのように動きのある映像を合成できる「Project In-Betweens」。プレビューでは、合成によって子どもの動きが再現されていた。
3)Project On Point
こちらはAdobe Stock上の素材から特定のポーズを検索できる機能。たとえば、スケッチしたポーズをアップロードすることで、それを検索クエリとして利用し、近い素材をピックアップできるという仕組みだ。
また、検索後に選択した画像のポーズを微調整することで、「もうちょっとこういったポーズはないか」など、検索を繰り返すこともできるとのこと。
4)Project Shadow Drop
Adobe Senseiを使って自然な影を生成する技術。こうした機能自体はすでに実装されているが、Project Shadow Dropの特筆すべき点は、それを2Dイメージレイヤーで行ってしまうところだ。
2次元に描いたオブジェクトやイラストに対して、影の方向や強さ、床の反射効果などを自動的に再現できる。また接地だけでなく、浮遊感の表現にも使えることもアピールされた。
5)Project Sunshine
ベクターアートに自動で色と影をつける技術がProject Sunshineだ。カラーツールを選ぶことで、統一感のある色付けが完成。また、複数のオブジェクトに対して、まとめて影のエフェクトを適用することもできる。影の色味を調整すれば、光が当たっている部分の表現などにも利用することが可能だ。