モリサワ、アメリカでフォントダウンロード販売サービス「Fontelier」を公開

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2019/05/30 16:00

 モリサワは、デジタルフォントのダウンロード販売サービス「Fontelier(フォンテリエ)」をアメリカで公開する。

 Fontelierは、高品質なフォントを1書体からダウンロード購入できるサービス。サービス名はフォント(font)とアトリエ(atelier)から作られた名称で「美しくデザインされたフォントが創造され続けるプラットフォームでありたい」という意味が込められている。

 本公開では、アメリカ・マサチューセッツ州在住の書体デザイナー、マシュー・カーター氏をメインデザイナーに迎え、Shotype Designの岡野邦彦氏、モリサワの3社のコラボレーションワークによって制作された欧文書体「Role」のほか、「Vonk」「Clarimo UD PE」を提供。今後、国内外のフォントメーカによるフォントの提供も予定されている。

 モリサワは今後、多言語フォントの開発ならびに「Fontelier」によるグローバルな提供を強く推進する。ラテン文字、中国語繁体字、簡体字、ハングル、キリル文字、ギリシア文字、アラビア文字、デーヴァナーガリー、タイ文字など、グローバル化が進むコミュニケーションをフォントという側面からサポートする。

 本公開でFontelierが利用できるのは、アメリカ・カリフォルニア州、ハワイ州、イリノイ州、マサチューセッツ州、ニューヨーク州、ロードアイランド州、テキサス州、ワシントン州、ワシントンD.C. だが、対象となる国と地域は随時拡大する予定。