生成AIサービスユーザーに占める利用率はChatGPTが18.3%、次いでCopilotが8.9%/ICT総研調査

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2024/09/03 06:30

 ICT総研は、2024年度の生成AIサービス利用動向に関する調査結果をまとめ、発表した。

2024年末の生成AI利用者は1,924万人、2027年には3,760万人に拡大の見込み

 日本国内における生成AIサービスの利用者数は急速に増加しており、2024年末には1,924万人に達する見込み。この成長はさらに続き、2025年末には2,537万人、2026年末には3,175万人、2027年末には3,760万人に達すると予測されている。

 この増加の背景には、生成AI技術の進化とその利便性が広く認知されたことがあると考えられる。とくに、生成AIの活用がビジネスやクリエイティブな分野での効率化を促進し、個人ユーザーにも新たな可能性を提供していることが利用者増加の一因となっている。今後さらに生成AIサービスの日常的な利用が増加することが予想されており、その成長は続いていくと見込まれている。

ネットユーザーの29%が直近1年以内に生成AIを利用

 ICT総研が2024年6月に実施したウェブアンケート調査の結果では、最近1年以内に何らかの生成AIサービスを利用したことのある人は1,243人、利用したことがない人は3,047人であった。40代以下の回答者は過半数が利用経験ありと回答。ウェブアンケートを実施した4,290人のうち利用率は29%。

生成AIサービスユーザーに占める利用率はChatGPT 18.3%、Copilot 8.9%、Gemini 5.4%

 調査によると、生成AIサービス利用者のなかでもっとも利用率が高かったのはChatGPT(OpenAI)で18.3%、次いでMicrosoft Copilotが8.9%、Gemini(Google Bard)が5.4%、DALL-E(OpenAI)が2.6%、MidJourneyが2.1%と続いた。

利用者満足度1位はAdobe Firefly、次いでDALL-Eが続く

 おもな生成AIサービスの利用者満足度を100点満点換算の満足度ポイントに換算すると、Adobe Fireflyが75.8ポイントでもっとも高く、次いで、DALL-E(OpenAI)が71.6ポイント、MidJourneyが71.0ポイント、Microsoft Azure AIは70.2ポイントという結果となった。

情報収集先はSNSが1位、ニュースサイトが2位

 生成AIに関する情報収集先としては、ソーシャルメディアが42.0%でもっとも多く、次いでニュースサイトが39.0%、専門書籍や論文が20.2%、セミナーや講演が19.0%。友人や同僚からの情報を参考にする回答者は17.2%、オンラインコースを受講しているユーザーは12.2%だった。「その他」は1.4%で、「特になし/情報収集を行っていない」と答えた回答者は22.0%となった。