メルカリは、「メルカリ」での出品時に選べる新たな販売方法として「オークション機能」の提供を開始。これにより、ユーザーの価格交渉の負担を軽減し、よりスムーズな「メルカリ」での取引体験の提供を目指していく。
背景
メルカリは出品時にユーザーの約6割が悩む「価格設定」の課題を解消し、よりかんたんに出品していただくために2024年5月に「価格なし出品」機能の提供を開始した。一方で、「価格なし出品」機能はマッチングに時間がかかるケースが多く、ユーザーから「いつ売れるかわからない」「提案がきても納得する価格ではなかった」という声があった。また、「価格なし出品」機能の価格提案を負担に感じるお客さまも多く、「コメント欄での価格交渉とあまり変わらない」「買う際になるべく価格交渉をしたくない」といったユーザーからの声が届くなど、商品の即購入を希望するユーザーのニーズが見られた。
メルカリが実施したアンケート調査では、お客さまの約7割が「メルカリのオークションを利用してみたい」と回答し、オークションでは希少性のある商品や人気のある商品を売ってみたいというニーズがあることがわかった。また、アンケートを通じてユーザーより、出品に関しては「売りたいと思ったものを素早く手放したい」「人気がある商品を通常出品よりも高値で売りたい」、購入に関しては「価格提案をすることなく、納得のいく価格で商品を購入したい」といった声があった。
こうした背景から、価格提案のコミュニケーションの負担が軽減し、よりスムーズに「メルカリ」で取引を行える環境の提供を目指し、新たに「オークション機能」の提供を開始することとなった。
「オークション機能」概要
今回、提供開始となる「オークション機能」は、出品者が商品を一定期間オークションにかけ、最高入札額を提示した購入者に商品を販売できる仕組み。これまでの価格を設定する取引とは異なり、ユーザーが入札により価格を競り合い、商品の取引を行う販売方法となる。出品者は販売開始価格を設定し、購入希望者はオークション期間中に入札を行う。オークション期間は、最初に入札された日の翌日20時台までとなり、終了時に最高価格で入札しているユーザーが落札者となる。
今後、出品者は「オークション機能」とこれまでの価格を設定する販売方法を選べるようになり、出品の選択肢が広がることになる。
利用方法
- 出品者が「オークション形式」を選択し出品する
- オークション形式で出品された商品には「入札する」ボタンが表示される
- 購入希望者は「入札する」をタップして入札金額を入力する
- オークションは、一番最初に入札された日の翌日20時台に終了する
- オークション終了後、落札者に通知が届く
- 落札者は通常の購入フローを経て取引完了
メルカリは、今後もより多くのユーザーに手間なく簡単に「メルカリ」を利用してもらえるようなサービス開発を行っていく。