アサヒ飲料、「ワンダ」ブランドをフルリニューアル 24年ぶりにブランドロゴを大幅刷新

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2025/03/19 07:00

 アサヒ飲料は、「ワンダ」ブランドを4月1日からフルリニューアルする。24年ぶりにブランドロゴを大幅刷新するとともに、“はじまりのコーヒー” を新コンセプトに、既存商品のリニューアルや新商品を発売する。TVCMなどのブランドコミュニケーションも一新し、顧客の「気持ちの良いはじまり」のきっかけとなるブランドを目指す。

ブランドロゴを24年ぶりに大幅刷新

 ロゴのテーマは、“Good Start(気持ちの良いはじまり)”。新たなコンセプトに合わせ、軽やかなフォントと鮮やかな色使いにすることで、明るく遊び心のある「ワンダ」の世界観を表現した。太陽をモチーフにした黄色いアーチで、「ワンダ」が目指す「気持ちの良いはじまり」を想起させるデザインとしている。

基幹商品リニューアル

 「ワンダ モーニングショット」は、コーヒーをドリップした時の最初の一滴の香り立ちを分析し、飲み始めの香気成分を配合することで、朝にふさわしい淹れたてのような香りを実現した。パッケージは、晴れた朝の清々しい空をイメージしたイラストを描き「気持ちの良いはじまり」を想起させるデザインとしている。

 「ワンダ 金の微糖」は、ブラジル最高等級高級豆を100%使用し、ほどよい甘みで高級豆の芳醇なコクとうまみを実現した。パッケージは、金と白をベースに太陽とコーヒー豆のイラストを描き、上質さや高級感を訴求するデザインとしている。

 「ワンダ ブラック ザ アロマ」は、焙煎したコーヒー豆由来のオイルを使用し、立ち昇るような豊かな香りとまろやかな口当たりを実現した。パッケージは、「BLACK」の文字を大きく入れることで、商品特徴を訴求し、「The Aroma」の文字とローストした豆のイラストで香りへのこだわりを表現している。

 ボトル缶シリーズは、こだわりの焙煎と抽出方法を採用し、3種のエスプレッソを加えることで、コク深くも雑味のない味わいを実現。パッケージは、直感的においしさが伝わるよう上部に素材のイラストを配置した。コクを生み出すポイントである「3種のエスプレッソブレンド」という文字を記載することで、コク深い味わいが伝わるデザインに仕上げた。

 「ワンダ」は「WONDERFUL(ワンダフル)な缶コーヒー」という意味の造語で、1997年に誕生したコーヒーブランド。2002年に「朝専用缶コーヒー」として発売した「モーニングショット」、2008年に健康志向が高まるなか、微糖のプレミアムタイプの缶コーヒーとして発売した「金の微糖」、2016年に発売したボトル缶などを中心に展開している。「ワンダ」ブランドのフルリニューアルを通じて、顧客の「気持ちの良いはじまり」に寄り添い、さらなる飲用機会の創出を目指す。