フォント・文字組み・文字レイアウトの基礎が身につく解説書『怖くないタイポグラフィ』発売

フォント・文字組み・文字レイアウトの基礎が身につく解説書『怖くないタイポグラフィ』発売
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2025/06/11 07:45

 CreatorZineを運営する翔泳社より、6月11日(水)に書籍『怖くないタイポグラフィ 1日10分30日!フォント・文字組み・文字レイアウト』が発売となりました。

 タイポグラフィには様々なルールや技術があり、学ぶにはとっつきにくさを感じがちです。そのため本書では、タイポグラフィを3つの要素(フォント・文字組み・文字レイアウト)に分け、1日10分の勉強を30日間続けるだけで基礎をまんべんなく学べるように構成しました。

 フォントについては、その良し悪しを判断するコツが学べます。書体デザインとフォントデータとしての二つの側面から解説することで、フォントの見分け方や見え方の違いがわかり、使いどころを見極められるようになります。

 文字組みについては、プロの現場で必須となる「ベタ組み」と「スペーシング」を重点的に解説。文字の読みやすさを高める細やかな工夫の方法を知ることで、伝えるべき情報が伝わりやすいデザインができるようになるでしょう。

 レイアウトについては、重要な「タイトル」「読む順序と優先度」「グリッドシステム」の基礎的な考え方を説明します。特に、画面上・紙面上に要素を配置しやすくする基盤となるグリッドシステムをデザインに取り入れる具体的な方法を紹介しています。

 各項目についている問題形式の「おさらいチェック」も活用し、1冊でタイポグラフィの基礎を習得してしまいましょう。

目次

はじめに
本書について
タイポグラフィって何だろう?

第1章 フォントを使い分けよう
デザイナーが覚えるべき書体のこと
「よい」フォントとは何か
フォントを覚えよう【明朝体1】
フォントを覚えよう【明朝体2】
フォントを覚えよう【ゴシック体】
フォントを覚えよう【その他】
限定的用途のフォント
オールドとモダン
フォントの記号や約物にもこだわる
合成フォント(混植)を使おう
欧文フォントを覚える

第2章 文字組みの考え方
文字組みって何!?
文字の大きさとアキ量
半角スペースは1/2ではありません!
全角/半角の使い分けと、記号類
「字下げ」する!?しない!?
ベタ組みとプロポーショナル組み
箱組み?成り行き改行?
オプティカルは使わない
行間・行長を考える
スペーシング
タイトルの作り込み

第3章 レイアウト
レイアウト上達のために
視線移動を意識する
情報の優先度を決める
グリッドシステムの基本1……「カラム」
グリッドシステムの基本2……高さを揃える
グリッドシステムの基本3……日本語グリッド
デザイン事例とグリッド

お役立ちテクニック&知識集
「素人っぽく見える」フォントってあるの?
新聞書体の使い方
横組み句読点の話
筆文字フォントのコツ
文字の装飾は最小限に
フォントを大きく使う場合の調整
文字サイズの考え方
紙面を“モダン化”させる
写研フォントを楽しむ―定番の復活

タイポグラファの言い分
フォントと時代考証
メイリオ vs. 游ゴシック
AdobeFontsのおすすめフォント(日本語編)
広告の文字組み―書籍 vs. 広告の、文字組み論争
書体を見る目を養う方法
タイポグラフィは怖い!?

怖くないタイポグラフィ 1日10分30日!フォント・文字組み・文字レイアウト

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怖くないタイポグラフィ
1日10分30日!フォント・文字組み・文字レイアウト

著者:加納佑輔
発売日:2025年6月11日(水)
定価:2,200円(本体2,000円+税10%)

活版印刷にルーツがあるタイポグラフィには、知っておくべき技術やルールが存在します。そのため取っつきにくいイメージもありますが、基本から学べば誰にでも身につくもの。本書では初心者でも1日10分ずつ学び、30日で一通り理解できるよう、丁寧に説明していきます。