SoVeCとKDDI、VPSで日常空間にAR表示アプリ提供 第1弾はベイスターズ選手の特別コンテンツ

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2020/09/02 05:00

 SoVeC(ソベック)とKDDIは、スマートフォンやスマートグラスに搭載されたカメラ越しの画像から空間を認識するVisual Positioning Service(現実世界のデジタルツインとなる3Dマップ<3Dメッシュ>と、スマートフォンやスマートグラスに搭載されたカメラ越しの画像とを照合し、向きや⽅位を含む⾼精度な位置情報を特定する技術。従来のGPSの発展系と位置付けられる。以下、VPS)技術を活用し、日常空間にARを表示させるアプリ「XR CHANNEL」を提供開始する。

 同アプリでは街の建物などの3次元情報をスマートフォンやスマートグラスのカメラ機能で認識できるVPSとAR技術を組み合わせることで、日常の空間に、デジタル看板やナビゲーションに加え、広告宣伝、エンターテインメント、アート、教育などの臨場感のあるコンテンツの表示が可能に。ユーザーは、同アプリを通じて、街の風景とARコンテンツが空間上で連携、作用し合うような新しい体験を楽しむことができる。

 なお、同アプリは3Dマップの構築エリアで使用可能。KDDIが戦略的パートナーシップを締結しているSturfee社のVPS技術を活用し、提供開始時点では東名阪、横浜および沖縄エリア(区部などを中⼼とした⼀部のエリア)にて利用できるほか、将来的には日本国内の市街地すべてにおいてVPSが利用できるようになる予定だという。

 同アプリで提供するコンテンツの第1弾として、KDDIが横浜DeNAベイスターズと締結したビジネスパートナーシップの一環として、横浜スタジアム周辺の街中にAR装飾されたSTAR☆NIGHTビジュアルの選手が登場する「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2020 Supported by 横浜銀行」のスペシャルコンテンツを提供する。スペシャルコンテンツの概要は、次のとおり。

概要

「XR CHANNEL」を通じて、街の魅⼒を感じながら、実際の横浜の⾵景の中でSTAR☆NIGHTビジュアルの選⼿を⾒つけることができる。

実施場所

横浜公園から横浜新港エリアをつなぐ横浜市内全4ヵ所。第1弾は運河パークおよび象の⿐パーク。※第2弾以降は、同コンテンツスペシャルページにて順次公開予定。

実施期間

2020年8⽉31⽇〜2020年9⽉10⽇

利⽤⽅法

専⽤アプリ「XR CHANNEL」のインストールが必要。

対応機種

Android
  • OS:Android10.0以降
  • 機種:2019年以降発売のモデル
iPhone
  • OS:iOS12以降
  • 機種:iPhone6s以降、iPad mini(第5世代)以降