みずほ銀行は、近年のユーザーニーズの変化や新型コロナウィルス感染症の影響による「新しい生活様式」に対応するため、2021年1月より新たに「with デジタルプロジェクト」を立ち上げ、さまざまな取引における「デジタル・リモートサービス」の拡充を推進する。同プロジェクトを通じて、顧客が来店することなく、「いつでも」、「どこでも」、取引できる利便性と、ペーパーレスによる環境にも優しいサービスの実現に努めていく。
「with デジタルプロジェクト」は、店舗・対面中心となっている個人の顧客向けのさまざまなサービスを見直し、オンライン化やペーパーレス化を進めていくことで、顧客にとって同行のサービスをさらに利便性が高く身近なものに変えていくプロジェクト。顧客が銀行の窓口に行かなくても手続きができるようになること、資産形成やローンのサポートをオンラインで受けられること、日常の決済を安心して利用できるなど、時代の変化に応じた銀行サービスのあるべき姿を実現するために、デジタル化を通じて顧客の人生、暮らし、お金のことをサポートしていく。
今回、同プロジェクトの第1弾として、自身でスマートフォンや自宅のパソコンなどでライフデザインを描くことができる「ライフデザイン・ナビゲーション」のサービスと、投資信託の口座開設にあわせて、積立投信の申し込みが即日できる「投資信託口座開設・積立投信申込サービス」のふたつのデジタル・ライフデザインサービスの取り扱いを開始した。
ライフデザイン・ナビゲーション
顧客自身で、自宅で資産形成のコンサルティングを体験できるサービス。顧客のおかれた状況(年齢、家族構成、年収、資産など)や今後想定されるライフイベントを入力することで、今後の収支や資産残高の推移を自動的に作成し、時系列で表示。そのうえで、「現在」「今後」「そなえる」「のこす」といったカテゴリを選択し、資産運用を行った場合のシミュレーションをすることができる。顧客の将来の夢や希望、逆に課題や不安に対する具体的な提案を提示する。また、店舗でのライフデザイン・ナビゲーションを活用したコンサルティングの結果を「お客さまオリジナルレポート」として自宅で確認でき、“リアル”と“デジタル”をシームレスに活用することも可能。
統計での平均値を初期設定、コンシェルジュによるサポート
漠然とした不安を持つ人、具体的にどのくらいの金額かわからない人に対しても、「初期設定」で平均的な数値が事前に入力されており、操作方法についても「コンシェルジュ」が1つひとつ案内していく。
未来をデザインする、ライフデザイン年表と資産残高推移
家族情報や実現したいライフイベントをもとに、顧客の老後や家族のことも含めた「ライフデザイン年表」を作成。今どうするかだけでなく、いつから何を始めるのかも一目瞭然となっている。
また、資産残高推移では、お金の面で自分のライフデザイン年表の人生を実現できるのかを確認し、必要な対策について具体的に考えることができるという。
外部サービスとの連携により他社・他行の保有資産を反映
「マネーフォワードfor〈みずほ〉」(自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード ME」の機能を、みずほ銀行の顧客向けに拡充したサービス)との連携により、現在の資産については、他社・他行で保有する預金や株式などの情報も反映可能。自身の資産すべてを一元的に管理し、さまざまなシミュレーションに活用することができる。
投資信託口座開設・積立投信申込サービス
投資信託の口座開設と積立投信の申し込みをスマートフォンなどで同時に完結可能。メールアドレスなどの必要事項の入力、マイナンバー確認書類のアップロードで即日お申し込みが可能。最短、申込日+3日で投資信託口座の開設と積立投信の契約手続が完了する。同行に普通預金口座があれば、口座情報とマイナンバー確認書類で手続きが可能となる。