アップルが最新OSリリースへ Apple Watchに心電図アプリケーションと不規則な心拍の通知機能

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2021/01/26 05:00

 アップルは、iOS 14.4とwatchOS 7.3をリリースする。それにより、Apple Watch Series 4、5、6で心電図アプリケーションの利用が可能になる。

 ユーザーは手首で心電図を記録することを可能にし、自分の心臓の健康について知りたいと思ったときに心拍リズムを記録、重要な情報を医師に共有できるようになる。また、Apple Watch Series 3以降で利用できる不規則な心拍の通知機能は、バックグラウンドで心拍リズムを時折チェックし、心房細動(AFib)の兆候がある不規則な心拍リズムを特定した場合に通知を行う。

心電図アプリケーション

 Apple Watch Series 4、5、6の裏蓋にあるクリスタルとDigital Crownに組み込まれている電極が、心電図アプリケーションと連係して第Ⅰ誘導心電図に類似した心電図を記録する。

 心電図はいつでも記録でき、記録するにはApple Watch Series 4、5、6で心電図アプリケーションを開いてDigital Crownに指を当てる。Digital Crownに触れると回路が機能し、心臓を通る電気信号を記録。30秒後、心拍リズムは心房細動、洞調律、低心拍数、高心拍数、判定不能のいずれかに分類される。

 すべての記録、記録の分類、注意が必要な症状は、iPhoneのヘルスケアアプリケーションに安全に保存される。記録結果のPDFは医師と共有することができる。

不規則な心拍の通知

 不規則な心拍の通知機能は、Apple Watch Series 3以降に内蔵されている光学式心拍センサーを利用して、心房細動の兆候がないか、バックグラウンドでユーザーの心拍リズムを時折チェックする。最低65分以上の時間をかけて5回の心拍リズムのチェックを行い、不規則な心拍リズムが検出されるとユーザーに通知を行う。

記事公開時に「リリースした」と記載しましたが、公開時点では「iOS 14.4とwatchOS 7.3のリリースによって、心電図アプリケーションの利用が可能になる」旨のプレスリリースでした。訂正してお詫びします。