ユニクロとルーヴル美術館がパートナーシップ契約 第1弾はコラボUT、ピーター・サヴィル氏がデザイン

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2021/01/31 05:00

 ユニクロは2021年より、パリのルーヴル美術館と4年にわたるパートナーシップ契約を結んだ。歴史的アートの素晴らしさを世界中の人に伝えたいというルーヴル美術館とユニクロの共通の願いを実現するため、無料入館プログラムやルーヴル美術館の所蔵品をモチーフにしたコラボレーション商品の発売など、アートに触れるさまざまな機会を提供していく。

 今春よりユニクロは、ふたつのプログラムをスポンサー。

 「フリー・サタデー・ナイト」はルーヴル美術館が2019年1月より実施している無料入館プログラム。通常、午後6時までの開館時間を毎月第1土曜日は午後9時45分まで延長し、ルーヴルを構成する3つの翼―「シュリー翼」「ドゥノン翼」「リシュリュー翼」―を開放。作品鑑賞はもちろん、かつては王宮だった壮大な建築を夜の落ち着いた雰囲気で堪能することができる。

 また、主に家族連れを対象にした教育プログラム「ミニ・ディスカバリー・ツアー」も同社が支援する。2020年7月にスタートした同プログラムは、毎週水曜と土日に、館内の各拠点で実施される20分のミニツアー。専任のスタッフが、子どもやアートに馴染みがない訪問者に新しい視点で展示作品を紹介する。

 パートナーシップの一環として2月5日(マーケットにより異なる)には同社のグラフィックTシャツブランド「UT」からコラボレーション商品「ルーヴル美術館コレクション」第1弾を発売。メンズのコレクションを手掛けたのはイギリスを代表するグラフィックアーティスト、ピーター・サヴィル氏。ルーヴルの所蔵品につけられた「目録番号」に注目し、洗練された美しいグラフィックに仕上げた。一方、UTオリジナルデザインで展開するウィメンズはさまざまな「女性の姿」を描いた作品にフォーカスし、「Diversity(多様性)」をコンセプトにデザイン。「モナ・リザ」を始めとする歴史的名作をUTならではの解釈で表現している。

 今後、2024年までの間に、UTから継続的にコラボレーションコレクションを発売していくとのこと。