大日本印刷（DNP）とDNPフォトイメージングジャパンは、2021年2月下旬から順次、証明写真機「Ki-Re-i（キレイ）」に、非接触の電子決済機能を搭載する。PayPay、メルペイ、楽天ペイ、auPAY、d払い、J-Coin Payの6つのサービスに対応するという。
同写真機では、最適なライティングと撮影技術などにより、手軽に高画質な証明写真の撮影・プリントができることはもちろん、セキュリティ性を確保した通信環境により「個人番号カード（マイナンバーカード）」の交付申請を行うことも可能。2021年春には、日本全国に設置した約7,000台を超える同写真機のうち、約4,000台で、QRコードの読み取りによる電子決済が可能となる。
同写真機は、証明写真の撮影・プリントをベースとして、色調の補正機能や、顔写真データをスマートフォンに転送・保存できる機能など、時代のニーズに合わせたサービスを開発・提供してきた。2014年には、社員証や会員証などのIDカード用に同写真機で撮影した顔画像データを各企業などのサーバーに送信するシステムを開発し、2015年に同技術をマイナンバーカードの交付申請に応用した。
今回、「マイナンバーカード交付申請書」の2次元コードを読み取るスキャナーを活用してQRコードを読み取ることで、6つの電子決済サービスに対応する機能を拡充。これにより、現金を機器に入れる必要がなくなり、接触の機会を減らすことで衛生面にも配慮し、より安心して同写真機を活用できるようになる。
