小田急とドコモ、協業プロジェクト「XRシティ」第2期スタート 新宿でスマホ活用のXR体験イベント開催

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2021/06/26 05:00

 小田急電鉄とNTTドコモは、2021年6月21日(月)から8月8日(日)まで、新宿駅周辺で、スマートフォンのアプリを活用したXR体験イベントを開催する。同イベントは、2社が取り組むまちづくりプロジェクト「XR シティ SHINJUKU」の第2期プロジェクトとして実施する。

 小田急百貨店や新宿中央公園をはじめとした新宿駅周辺に設ける6ヵ所の体験スポットで、専用アプリ「XRシティ」をダウンロードした体験者自身のスマートフォンをかざすと、スポットごとに「アート&空間らくがき」「キャラ」「謎解き」のXRコンテンツをそれぞれ楽しむことができる。

 「アート&空間らくがき」の体験スポットでは、デジタルアートの鑑賞や、現実空間にイラストを重ね合わせて描くことが可能。それらは写真や動画の撮影や、各種SNSへの共有もできるという。

 「キャラ」の体験スポットでは、テレビアニメ作品「銀魂」のキャラクター「坂田銀時」「新八」「神楽」や、ドコモのキャラクター「ポインコ兄弟」が3Dで出現し、タップに合わせてリアクションする。また、アプリコンテンツの体験中に表示される広告・クーポン掲載店舗までキャラクターが道案内を行う。

 「謎解き」は、話題のリアル脱出ゲームの生みの親、SCRAPが監修した「AR謎解き」を楽しむことができる。

 なお、アプリの利用は無料で、体験は誰でも参加可能。イベントには、自身のスマートフォンで、期間内いつでも参加できる。そのため、接触や密を避けながら、エンタメ体験をすることが可能となる。

 同施策は、昨年11月から開始しているXRによってデジタルと現実世界が融合した新しい感動やワクワクにあふれる未来の街の実現をめざす新宿の新たなまちづくりプロジェクト「XRシティ SHINJUKU」の一環として実施するもの。小田急電鉄は、同施策の実施に必要な新宿駅周辺に所有する施設を提供するほか、新宿を拠点とする企業・団体とのネットワークを活用し、それらとの連携を促進する。ドコモは、XRアプリ「XRシティ」を通じたコンテンツの提供により、街の回遊、店舗への送客、購買の支援およびその効果検証を担う。

 また、新宿区新宿観光振興協会、歌舞伎町タウン・マネージメント(TMO)、新宿副都心エリア環境改善委員会からの後援およびさまざまなパートナー企業の協力のもと、同施策を実施するとのこと。

アプリの体験イメージ
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