エミレーツ航空が客室内や機内設備の観覧、座席検索できるVRアプリを開始 今後は座席予約や支払い機能も

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2021/09/29 06:00

 エミレーツ航空は、「Emirates Oculus VR」(エミレーツ・オキュラス VR)をリリースした。エミレーツ航空の受賞歴ある業界最先端バーチャル・リアリティ(VR)体験で、ボーイング777 ゲームチェンジャー機の完全密閉空間のファーストクラススイートをはじめ、代表的なA380機内ラウンジ、77列目の座席周辺の眺めなど、ご自宅にいながらエミレーツの機内を楽しむことができる。

 同サービスは、インターネット環境があれば誰でも同社ホームページおよびEmiratesアプリから利用可能。また、「Oculus Rift」ユーザー向けの「Oculus Riftストア」でも提供している。

 テクノロジー企業Renacen社との提携により、同社の利用者はホットスポット機能でエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスの客室内の移動、座席の探索、そしてエミレーツA380の代表的な機内ラウンジやシャワースパを観覧することができる。また、プレミアム・エコノミークラスの客室と最新エミレーツA380のインテリアも体験できるバージョンを開発中だという。

 今後の展開として、同アプリを通じて、利用者に目的地の探索をはじめ、エミレーツ航空の客室の選択およびフライトの予約と支払いなどの機能を提供する予定とのこと。

 現在、次の方法で同社のVRを体験することができる。

「Oculus Rift ストア」内の「Emirates Oculus VR」アプリ

 ユーザーは同社のフラッグシップ機であるA380とボーイング777-300ERゲームチェンジャーの機内で、完全再現した客室インテリアをインタラクティブに体験することができる。たとえば、機内ラウンジでアイテムを手にしたり、シャワースパでシャワーの水を出したり、プライベートスイートのドアを閉めたりすることができる。また、コックピットの中を探索することもできる。

PC/モバイル端末からEmirates.com、またはiOS/Android版Emiratesアプリ

 同社のボーイング777型機とエアバスA380型機の機内インテリア(全20種類の客室構成)を、3D、ウェブVR、360度ビューで観覧可能。利用者は、オンラインチェックインの前に、3Dシートマップで自身の座席を確認することができる。同ツールでは、利用者が座席の移動や3D環境のなかで希望の座席を予約することも可能。また、『GoogleCardboard』などのVRヘッドセットを使えば、ハンズフリーで機内のナビゲーションや座席の選択ができる。同技術は、外部アプリケーションやプラグインは必要なく、すべてのデバイスに対応している。