共同印刷は、イラスト・マンガ制作ツールおよびイラスト・マンガ投稿サイトを展開するMediBang(以下、メディバン)と、資本業務提携に関する契約を締結したことを発表した。
同提携により、NFTを活用したコンテンツ領域でのリアルとデジタルを融合させた事業機会の創出を推進していく。
メディバンは、2014年に設立以来、イラスト・マンガ制作ツール「MediBang Paint」や、イラスト・マンガ投稿サイト「ART Streert」」の開発・運営を行うなど、クリエイターを技術面からサポートする活動を行ってきた。
2021年8月には、GMOインターネットグループが提供を開始したNFTマーケットプレイス「Adam byGMO」において、メディバンの有する技術を活かして世界中のアーティストやクリエイターの作品を制作・発信できる体制を整備し、認定代理店として「Adam byGMO」への出品申込・受付対応業務の委託を受けている。
一方、同社は2021~2024年度中期経営計画において、「豊かな社会と新たな価値を創造するために未来起点の変革に挑戦」を経営方針として掲示。
同社が事業拡大をめざすデジタルコンテンツの分野においては、コンテンツの固有性や保有する権利を証明できるものとしてNFTの活用が見込まれる。今後、デジタルアートやコレクションアイテムなどの私的分野に加え、各種証明書類、トレーサビリティなどの公的分野においても、NFTの活用の場が幅広く広がる可能性があるという。
同社は、メディバンとの協業を通じ、NFTを活用した事業領域拡大に積極的に取り組んでいく考え。