フラクタ(以下、FRACTA)は、SNSコミュニケーション設計に課題を感じるブランドへ向けて、SNSコミュニケーション支援に強みをもつパートナーと連携しブランドらしいSNS発信をサポートするプラン「Orbital Flight(オービタルフライト)」の提供を開始する。新プランは、FRACTAオリジナルの「ブランディングフォーマット」で定めたブランド定義をもとに、ブランディングからブランドのSNSコミュニケーションまで提携パートナーとともにアシストする。
新プラン開発の背景
FRACTAではこれまで、予算や人的リソースが限られているブランドへ向けて、自走するためのブランディングをコンパクトに実現できるよう支援してきた。しかしながら、同社のサポート終了後からブランド内部で運用がはじまるまでの期間やSNSに注力する際に不安を抱える声も多く、とくにSNSコミュニケーションをどう設計・発信すべきかについて相談をもらう機会が増えてきた。
もともとFRACTAは、ブランドが継続的に成長し生き残るためには顧客とのコミュニケーションをブランド自らコントロールする必要がある、と考えている。それはブランドがすべてを内製化するのではなく、自社で設計すべき部分とアウトソーシングすべき部分の判断ができる状態を指す。
アウトソーシングに関する支援も可能ですが、SNS運用を代行するだけではブランドの自立を促すためには不十分だと感じている。ブランドがSNS上で顧客と適切で深度の深いコミュニケーションを取るためには、運用の方向性や撮影方法の確立などにサポートが必要だということに着目し、新プラン開発に至った。
Orbital Flight(オービタルフライト)プラン概要
同プランでは、FRACTAと提携パートナーの連携により、約5ヵ月間で自走できるブランド体制構築を支援する。
最初の2ヵ月でFRACTAのブランディングフォーマットを用いて、情報整理やSNSコミュニケーションの基礎となるブランドらしさを定義し、SNSの投稿方針や活用方法をパートナーと連携して作成。その後の3ヵ月で、ブランドらしさをふまえたSNS運用を実施する。ここでのSNS運用には、投稿に必要な撮影やライティングの準備、実技的なサポートまで含んでいるため、どのような工程が必要かというつくる過程の把握も、ブランド側の経験として蓄積することが可能。この期間中には並行して、ブランディングやEC運用などFRACTAのもつナレッジもツールを介して情報共有する。そしてプラン全体が終了する5ヵ月後にはブランドがSNSコミュニケーション設計も含めて運用できる状態へと導く。
なお、最初の2ヵ月のブランド基盤形成期間についてはFRACTAとのプロジェクトを実施している場合、1ヵ月に短縮することができる。また、プラン終了後も提携パートナーのSNS運用サポートを希望する場合は、パートナーとの契約継続も可能。
今後の展望
今後はブランドのコミュニケーション設計支援を強化するため、SNSコミュニケーションやマーケティングに強みをもつパートナーとの提携を進め、ブランドの幅広いニーズに対応していく。そしてブランドビジネス全体のアップデートをサポートし、ひいては生活者の購買体験の向上や個人にフィットするブランドとの出会いに貢献していく。