総合エンターテインメント事業を展開するアミューズは、テクノロジーと融合し次世代のエンターテインメント創出を目的とした新会社「Kulture(カルチャー)」およびWeb3・メタバース特化ファンド「KultureFUND(カルチャーファンド)」を設立した。
同社はコロナ禍で実施した、サザンオールスターズによる複数プラットフォームでの同時有料オンライン配信ライブや、PerfumeのNFTアート「Imaginary Museum“Time Warp” - Reconstruction」、BABYMETALのNFTトレーディングカードやNFTバーチャルスニーカー施策の実施など、常に時代の変化をいち早く取り入れ、新たなチャレンジをしてきた。 こうしたなか、今後のエンターテインメントの発展には、これまで以上に積極的に新たな技術トレンドを活かすことが必要と考え、既存事業にWeb3やメタバースなどの技術を取り入れ、テクノロジーとともに新しいサービスや事業、IPの開発に一層取り組んでいく。
Kultureの代表には、アミューズのデジタル部門を牽引する白石耕介、取締役にはメタルダンスユニット「BABYMETAL」のプロデューサーを務める小林啓(KOBAMETAL)が就任。Web3・メタバースなどを活用した自社サービスや事業、IP開発を推進するとともに、KultureFUNDを通して国内外のスタートアップへの投資及び連携を強化し、さまざまなIPとスタートアップの持つ技術を融合することで、世界に向けて新たなエンターテインメントを創出することに挑戦する。
また、Kultureの設立を記念し、「Kulture membership Pre-Launch NFT」としてKultureオフィシャルウェブサイトに掲載のキービジュアル4作品のNFTを販売する。同NFT保有者は、Kultureが今後立ち上げ予定の次世代エンタメビジネスを共に考えるコミュニティ「Kulture Klub(仮称)」のファーストメンバーとしてコミュニティづくりに携わることができるという。
Kultureのコンセプト
Kultureは「Create the next entertainment」というコンセプトの元、新たな技術をさまざまなIPに掛け合わせることで、次世代のエンターテインメントの創出を目指す。
Kultureの主な事業領域
サービス開発
エンタメコンテンツの魅力を最大限に引き出すサービスの企画・開発。
コロナ禍でリアルライブが困難になった背景を受けて開発した、デジタルイベントのストリーミング配信サービス「LIVESHIP」の次世代型へのアップデートや、ブロックチェーン・NFTといった今後の技術トレンドを活用した新たなサービスの企画・開発を推進する。
IPマーケティング
アーティストやIPに必要な「デジタル起点の仕掛け」の推進。
Web3やメタバースといった新たな技術トレンドにより今後のマーケティング手法が大きく変化することが予期されるなかで、いち早くチャレンジングなマーケティングプランを提案・実行し、社内外のアーティストや各IPホルダーとともに次の現象を生み出す挑戦を行っていく。
IP開発
リアルなアーティストマネージメントに限定しない、新たな形でのIP創出の推進。
メタバースなどの仮想空間をベースとしたIPの企画・開発や、既存アーティストの新たなデジタル展開をIPホルダーと共に推進し、次世代のスターIPの創出を目指す。
KultureFUND
Web3・メタバース領域のスタートアップへの投資事業。
エンターテインメントの発展をともに目指せるスタートアップへの投資を実行し、同社が保有しているコンテンツとのシナジーを発揮し、パートナー企業としてともに新たなエンターテインメントの創出と成長を目指す。