ドワンゴは、同社が運営する動画コミュニティサービス「ニコニコ」の新たな機能として、2022年10月6日（木）より「クリエイターサポート」を開始することを発表した。
「クリエイターサポート」は、月額330円を支払うことで好きなクリエイターのサポーターとなり、継続的な活動を応援する機能。月額課金による応援を受けたクリエイター側は、サポーター人数に応じた奨励金を得ることができる。
同社は、ネットクリエイターが創作活動を継続するための収入を得る手段として「クリエイター奨励プログラムを2011年より提供している。同プログラムは、最低視聴数や最低フォロワー数などの制限がないほか、動画や生放送のみならず、イラストやゲーム、素材、動画制作ツールなどあらゆる作品に対応することで、誰でも収入を得る機会を生み出してきた。
これまでのクリエイター奨励プログラムは、“作品”の視聴数・コメント数やギフト額などに応じた奨励金のみとなっていたが、今回の「クリエイターサポート」機能の追加により、クリエイター“個人”への応援に応じた奨励金を得ることが可能となる。
また、同じく個人のクリエイターが収入を得ることができる「ユーザーチャンネル」では、チャンネルを運営していくために有料会員への対価としてコンテンツを制作・投稿し続ける必要があるが、「クリエイターサポート」では投稿／配信実績さえあればその必要がない。そのため、クリエイターは多角的に奨励金を受け取る機会を得て、より継続的な活動につなげることができる。
サポーターとなったユーザーには、登録した順に若い番号のサポーターナンバーが付与された「サポーターカード」が発行される。また、コンテンツ視聴数やコメント投稿数が応援実績として記録されるなど、クリエイターとの新たな接点が生まれるほか、クリエイターサポートによる応援を通してクリエイターの創作活動に貢献することができる。
ユーザーレベル18以上の対象者は、同機能リリースと同時に、自動でユーザーがサポーター登録できるように。機能を利用しない場合は、事前に設定変更が必要となるとのこと。機能の利用有無の設定はすでに受付可能となっている。
