半数以上の企業が直近1年でSNSマーケティング予算増 広告や運用の効果実感/ニュートラルワークス調査

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2022/10/27 06:30

 ニュートラルワークスは、企業のSNSマーケティングに関する意識調査を実施、その結果を発表した。同調査結果の詳細は、次のとおり。

調査結果

 まず、「SNSマーケティングに関する予算は直近1年でどのように変化したか?」という質問に対し、約94%が「変わらない」もしくは「増えた(どちらかといえば増えた)」と回答し、SNSマーケティング予算を削減した企業はほとんどないことが判明した。

 「予算が増えた理由」についてたずねると(複数回答)、「集客や売上への貢献が見込まれるため」が最も多く45.8%、「新規顧客の獲得に繋がるため」が41.7%、「費用対効果が高いため」が37.5%という回答となった。

 また、そのうち予算が増えた施策として「SNS広告(53%)」「自社アカウント運用(42.6%)」を挙げており、SNS広告と自社アカウントの運用を通して、費用や手間に対して顧客の獲得や売り上げへの効果を感じていることがわかった。

 次に「SNSマーケティングをどのように運用しているか」について聞くと「自社で内製」が58%、「一部外注」が34.8%、「全て外注」が7.2%に。

 また、外注している施策は「SNS広告」がもっとも多く56.7%、その次に「自社アカウントの運用」(28.7%)「SNSキャンペーン」(25.7%)と続いた。運用しているSNSのなかでいちばん注力している媒体(複数回答)は、「Instagram」49.7%、「Twitter」36.5%、「LINE」と「Youtube」が19%と並び、「Facebook」に関しては12.6%と主要媒体のなかではもっとも低いスコアとなった。

 加えて、今後注力したい・予算を増やしたいSNS媒体については、運用媒体ではランクインしなかった「TikTok」が12.1%となり、今後のトレンドを感じる結果となった。

 最後に、SNS広告の出稿については、約半数の52%が「現在出稿運用中」と回答。運用している媒体は「Instagram」がいちばん多く48.3%で、「Twitter」(32.4%)「LINE」(16.4%)と続く。

 運用の課題としては「他社との差別化が不十分」が36.9%、「集客・売上につながらない」が30.8%、「ターゲティングの精度」が22.6%だった。

調査概要
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2022年9月29日〜同年10月4日
  • 有効回答:348名