チームラボ、企画やデザイン/UIUX設計/開発などを担当し「三井ショッピングパークアプリ」を刷新

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2023/04/08 12:00

 2023年4月現在で三井不動産グループが展開する全国約60の商業施設で利用可能な「三井ショッピングパークアプリ」がリニューアルを行い、チームラボがその企画からMVP検証、デザイン、UI/UX設計、開発を担当した。

 また、「チームラボCMS」や、「チームラボレコメンド」、「チームラボサーチ」など、チームラボが独自に開発しているパッケージ群の導入によって、モバイルアプリからバックエンドまで、一貫した設計・管理・運用を可能にし、ショッピングモール来館中に利用する機能や体験がひとつのアプリで完結するような仕組みを提供した。

施設内の移動で迷うことなく目的の体験にスマートにつなげるデジタルフロアマップ

位置情報と連動して周辺にある店舗、設備を容易に確認でき、分断されやすい情報・特典や、その場で利用する機能をまとめた。これにより、ユーザーが探さずとも施設滞在中の体験により集中できる設計のデジタルフロアマップを導入。ららぽーとや三井アウトレットパークなどの全国約60の商業施設で利用することが可能。

ユーザーの動機に合わせた選びやすいメニュー構成

施設におけるユーザーの目的別にまとめられた主要画面では、興味・関心や位置情報をはじめとするシチュエーションに応じ、関連性の高いコンテンツが表示される。

施設の営業時間やイベント・キャンペーン情報のほか、チームラボ独自開発のパッケージ群導入によって、ユーザー1人ひとりの属性やシチュエーションに応じてパーソナライズされるインターフェイス設計に。さまざまな施設や業態でも汎用性が高く、統一された体験を提供することが可能。

施設内で使用する機能を会員証としてまとめ、スマホをかざせばスマートに完結

ポイントをためる、つかう、駐車場の事前精算などの機能を「三井ショッピングパーク会員証」としてまとめ、容易にアプリから利用することも可能に。また「アプリde支払い」(二次元コード決済)に登録すれば、クレジット支払いも利用できる。

混雑するフードコートやレストランは事前注文や順番待ち予約機能でよりスムーズな利用を

施設内の対象店舗の混雑状況を可視化し、順番待ち予約やフードコート内の店舗の注文をアプリから実施することで、食事も含めて施設のスムーズな利用を実現。アプリ利用の定着化につなげる。

ユーザビリティの向上、バックエンドの負荷軽減、柔軟な拡張も可能なアーキテクチャ

多様なサービスや機能をスムーズに提供するため、複数のバックエンドシステムを束ね、フロント向けに最適なAPIを提供するアプリ基盤を構築。インフラはAWSのマネージドサービスを最大限活用することで、負荷に応じて最適なサービスを提供する。

また「チームラボCMS」でアプリ向けの管理業務をよりスムーズに行うことができる。