ANAグループがNFT事業を開始 独自NFTマーケットプレイスをオープンしNFTを販売

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2023/06/01 06:30

 ANA NEOおよび、全日本空輸(ANA)は、ブロックチェーン技術を活用した新たな事業として、NFT事業を開始した。

 NFTマーケットプレイス「ANA GranWhale NFT MarketPlace」をANA NEOがオープンし、バーチャルトラベルプラットフォーム「ANA GranWhale」とともに事業を推進する。ANAは初めてANA NFTコレクションとして、NFT商品の販売を開始した。

 NFTはデジタルアセットを所有権として表現するための技術であり、現在は主にアートや音楽などの分野で活用されているが、同社グループはNFTを航空業界に応用し、顧客との新たなつながりを生み出すことを目指して事業を推進する。

 同社NFT商品の第1弾として、航空写真家のルーク・オザワ氏初のデジタル写真をNFTとし、そのうち1点は写真の現像元であるポジフィルム付きで販売。第2弾は、6月7日より同社がローンチカスタマーとして導入したボーイング787初号機の特別塗装機と、当時デザイン案として検討されていた幻のデザインをNFTにし、3Dモデルの飛行機として販売する。購入時はクレジットカード決済に対応しているため、気軽にNFTの購入が可能となる。今回は、同社を含め計4社からのNFT商品の販売を行い、今後もNFT商品のラインアップを増やしていく。

 ANAグループは、今後日本各地の特産品などのNFT商品化を視野に入れながら、「ANA GranWhale NFT MarketPlace」を通じて、地域や海外を含めたお客様体験価値の向上を目指していく。