電通は、社内のクリエイティブ部門のゲームに精通した約200名からなる、横断的なゲームクリエイティブチーム「デンツウゲームセンター」を発足した。社内の全クリエイティブ部門から、ゲームへの理解が深い人材を集約しバーチャルチームを結成。ゲームコンテンツそれぞれに最適な人材を迅速にアサインする仕組みを構築し、さらに同センター内でゲーム商材のマーケティングや広告コミュニケーションにおけるソリューション開発に取り組む。これにより、生活者にはよりゲームの魅力がわかりやすく、広告主にはより迅速で効果的なコミュニケーションを提供することを目指す。
「デンツウゲームセンター」は、電通社内の組織を横断してゲーム商材のクリエイティブ制作を得意とするクリエイターの人材プールを構築することで、迅速・最適なアサインを可能にする。
同センターの人材は、それぞれが長く愛好するゲームがあり、コンテンツに対する深い洞察と、家庭用ゲーム・アプリゲーム・PCゲームそれぞれの特性に対する理解を有している。こうしたゲームに精通したプロ目線とクリエイティブの専門性の掛け合わせにより、個別のゲームコンテンツならではの良さを発見しユーザーに魅力の伝わるコミュニケーションを開発する。
さらに、同センター内での既存組織を越えた協働により、最新のゲーム市場やユーザーインサイト情報の共有、ソリューション提案力の向上、独自メソッドの開発を目指す。さまざまな才能が「デンツウゲームセンター」を通じて刺激し合うことで、ゲームの体験価値をさらに高めるような新しいアイデアを生み出していく。
ゲームコンテンツは特性として、その面白さや特徴を熟知するために多くの時間が求められる。これに対し、「デンツウゲームセンター」は、あらかじめセンターの人材が得意とするゲームの情報を幅広く把握しておくことで、ジャンル・プレイ環境・プレイヤーが多様化するゲームコンテンツのニーズへの対応が可能になる。今後は、先発の電通社内にあるゲーム領域の戦略プランナーチームなどとも連携を進める。また、電通グループ国内外のゲーム領域における専門能力を統合したグローバルソリューション「dentsu gaming（電通ゲーミング）」の一環として、国内だけでなくグローバルに活躍の場を広げていく。
同社は今後も、ゲームコンテンツ領域におけるマーケティング、広告コミュニケーションをより生活者にわかりやすく、広告主に利用しやすいものとなるよう全社の力を結束し、国内や世界のゲーム市場の成長、ならびにゲームを愛する人々がより楽しい時間を過ごせるよう貢献していく。
