KLabは、これまでに培ってきたゲーム開発の知見を活かし、Fortniteを皮切りにメタバース向けコンテンツ事業に参入することを発表した。
参入の背景
プラットフォームの盛り上がり
Fortniteは、Epic Games, Inc. が提供している世界中で人気のTPSゲーム。月間アクティブユーザーは7,000万人と言われており、全世界で5億人を超えるユーザー総数を誇るメタバースプラットフォームとして急速に成長している。2023年3月にベータ版がリリースされた「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」により、Fortnite内で遊べるコンテンツがよりスピード感をもって開発できるようになった。
Robloxは、Roblox Corporationが提供しているオンラインゲーミングプラットフォームおよびゲーム作成システム。最近では、Roblox Studioへの会話型生成AI「Roblox Assistant」の導入、PlayStation、Meta Quest への対応が発表された。公式の発表では、2023年6月末までの四半期終了時点で、6,550万人ものユーザーが毎日平均2時間30分をRobloxで費やしている。
収益獲得の仕組み
第1弾での参入を予定しているFortniteでは、作成したマップが遊ばれた人数・時間に応じて収益を得ることが可能。公式の発表では、トップクリエイターはすでに年換算で1,000万ドル以上に相当する収益をあげている。Robloxも同様に、クリエイターが作成したコンテンツの利用等にもとづいて収益が分配される。
メタバース向けコンテンツ事業について
KLabはこれまでに培ってきた、ゲーム開発における知見、ユーザーエンゲージメント向上のノウハウ、近年取り組んでいるカジュアルゲーム開発で培った、多くのプレイヤーが楽しめるゲームデザインを活かし、FortniteやRobloxを始めとしたメタバースプラットフォーム向けのコンテンツを、自社で企画・制作・提供していく。
FortniteとRobloxは、20代以下がコアユーザー層の次世代コンテンツのひとつであり、今後さらなる規模の拡大とユーザー熱量の高まりが期待される。
KLabは今後もこのような市場の変革を柔軟に捉え、スピード感をもってチャレンジしていく。