ピクスタ、各企業にカスタマイズしたオリジナルストックフォトを制作する「PIXTAカスタム」開始

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2023/09/29 06:30

 写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」を運営するピクスタは、各企業のニーズに合わせた各社オリジナルストックフォトを新規撮影する「PIXTAカスタム」を開始した。

 クライアント企業の要望に応えながら、広告のメイン画像の撮影はもちろん、同じテイスト、同じ人物モデルで関連するシチュエーションをバリエーション豊かに撮影。「PIXTAキャスティング」で手配したモデルを起用すれば、原則、モデル使用期限や更新料、二次利用などの制限なく永続的な使用も可能。各企業オリジナルのストックフォトにカスタマイズした統一感ある画像群を提供する。

「PIXTAカスタム」概要

 クライアント企業から、必要な画像・要件などをヒアリングのうえ、PIXTAが撮影内容の企画・提案から、モデル・ロケーション手配を含めた撮影・納品までをワンストップで対応する各企業オリジナルストックフォト提供サービス。

特徴

  • 自社にとって使いやすいオリジナルストックフォトの提供
  • 同一モデルの起用で豊富なバリエーションと統一感を両立
  • 統一された写真テイストと自社ブランド製品等の起用でブランド力を向上
  • 「他社かぶり」のない写真群の入手(PIXTAキャスティングのモデルを起用した場合、モデル被りは生じる可能性がある)
  • ストックフォト撮影ノウハウを熟知したディレクターとフォトグラファーによる撮影
  • モデル・写真の使用期限や媒体制限なく半永久的に使用可能(PIXTAキャスティング登録モデルの場合のみ使用期限の制限なし)
  • 撮影企画〜手配〜撮影・納品までワンストップでオーダー

(例)自動車メーカー広告の場合

 メインカットに付随する2ndシーン、3rdシーンを網羅し、クライアント企業用にカスタムしたオリジナルストックフォト群を提供。

例:自動車メーカー広告の場合
例:自動車メーカー広告の場合

料金

110万円(税込)〜 /モデル1名・屋外ロケーション・30カット納品〜 ※企画内容(起用するモデルの人数、納品カット数、撮影所要時間、ロケーションなど)によって都度見積り

フロー

(1)ヒアリング→(2)ラフ作成・概算見積もり→(3)内容確定・最終見積り→(4)申し込み→(5)撮影・納品

納期

撮影日後7営業日 ※企画内容(起用するモデルの人数、納品カット数、撮影所要時間、ロケーションなど)によって都度見積り

背景

 PIXTAが提供するロイヤリティフリーライセンスのストックフォトは、利用規約で定めた範囲内であれば、使用目的・用途・媒体・使用期限に関わらず、追加料金なしで使用できる点と低コストで即日利用できる利便性の高さから、あらゆる情報がデジタル化された現代において需要を拡大し続けている。

 一方で、ひとつの制作物で多数のストックフォトを利用する顧客からは、ストックフォトでは同一の写真テイストや、被写体全員を統一させた上でさまざまなシチュエーションの写真を探すことが困難で、統一感をもたせた制作物の作成が困難であった。

(例)ビジネスイメージ:クリエイターによって写真の色味などテイストが異なる

(例)クリエイターによって写真の色味などテイストが異なる。
(例)クリエイターによって写真の色味などテイストが異なる。

※同一クリエイターの作品群の中から選ぶことで課題解消できるが、必ずしも求めるシチュエーションがすべて揃っているとは限らない。

(例)家族イメージ:家族構成を全員一致させつつシチュエーションに合った画像選びが難しい

(例)家族構成を全員一致させつつシチュエーションに合った画像選びが難しい。
(例)家族構成を全員一致させつつシチュエーションに合った画像選びが難しい。

※同一モデルを複数指定し検索することで課題解消できるが、必ずしも求めるシチュエーションがすべて揃うとは限らない。

 また、これらの問題を解消する手段として、各企業・製品のブランドイメージを表現する、新規の撮り下ろしによる撮影があるが、テーマを明確にした撮り下ろしであるがゆえに、メインカットに付随する別のシチュエーションなどのバリエーションが足りない問題もあった。

 さらに、起用したモデルやタレント、撮影した写真にはそれぞれ、使用用途や使用期限の制限があり、都度の更新料や追加料金の負荷がかかっていた。

ストックフォトと新規撮影のメリットとデメリット
ストックフォトと新規撮影のメリットとデメリット

 PIXTAでは、PIXTAクリエイターから素材を集めるだけでなく、長年にわたってストックフォトを自社で制作し、イメージ画像のありかたを更新するとともに、そのノウハウをPIXTAクリエイターに還元してきた。

 バリエーション豊かな撮影を実現するストックフォト制作に必要な企画力・シナリオ構成力・ディレクション力・各種手配のノウハウを活かすこと。さらに昨年スタートした「PIXTAキャスティング」を活用することで、新規撮影のデメリットを解消しながら、ストックフォトのメリットである利便性を実現できると考え、各クライアントにカスタマイズしたオリジナルストックフォトの提供を軸としたワンストップ撮影サービスを開始することとなった。

今後の展開

 各クライアントにカスタマイズしたオリジナルストックフォトの提供を軸とすることでPIXTAの強みを活かしつつも、今後はそれにとどまらず、企業のニーズに合わせたあらゆる撮影ニーズにワンストップで対応していく。

 また、既存のPIXTAクリエイターはもちろん、企業とプロフォトグラファーをマッチングする「PIXTAオンデマンド」に登録するフォトグラファー、家族・子ども向け出張撮影プラットフォーム「fotowa」に登録するフォトグラファーなど、同社のフォトグアファーネットワークを活かし、スケール化を図ることで、フォトグラファーにさまざまな活躍の機会を提示していく。