Z世代の5割はお金があればハイブランド「買いたい」、購入の決め手は「価格」と「デザイン」/僕と私と調査

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2023/12/16 12:00

 Z世代向けの企画・マーケティングを行う「僕と私と株式会社」は、東京のエリア別ファッションスナップを発信している「スタイルアリーナ」と共同で、全国のZ世代を対象に、ファッションに関する意識調査を実施した。同調査結果の詳細は、次のとおり。

ファッションアイテムの参考にするのはInstagramやYouTube 情報源のほとんどがSNS

 まず、「ファッションアイテムの情報を集めるときに使用しているメディアは何か?」という質問に対して、1位がInstagramで36.4%、次にYouTubeで32.3%、次にXが29.8%と、SNSの影響力の強さがうかがえる結果となった。

 一方で、SNSで情報収集する派に次いで、「情報収集はしない」という意見も27.0%と、4番目に多い結果だった。

アイテム購入の決め手は「価格」と「デザイン」 ブランドやメーカーにこだわりなし

 また、「ファッションアイテムにおいて、購入の決め手となるもの」に関しては、1位は「価格」で44.5%、次に「デザインの良さ」が44.0%で、この2点が圧倒的に多い結果に。なかでもメーカーやブランドを加味して選んでいるのは27.8%で、価格やデザインなどが自分の理想に合うならば、ブランドはそこまで気にしていない様子だった。

 さらに、SNSを通じてファッションアイテムの情報収集をしているZ世代が多い一方で、購入の決め手という点では、「SNSなどで評判が良い」は9.1%、「インフルエンサーが着ている」は4.8%に留まっているのも特徴的となっている。SNS上の情報は参考にはするものの、最終的な購入の意思決定に直接的にはつながらないという傾向がみられた。

ファッションにかけるお金は月2,999円以下 ユニクロやGUなどファストファッションが人気

 続いて、ファッションアイテムに対する月の消費額は2,999円以下がもっとも多く29.7%。また、8割以上のZ世代が月の消費額は1万円未満と回答。また、自由回答で「好きなブランド」をたずねると、もっとも多かったのがユニクロ(45人)とGU(23人)で、低価格ながらもトレンドを押さえたファストファッションが人気であることがうかがえた。Z世代がファッションにかけられる予算と、ファストファッションの価格帯がマッチしていることで、熱い支持を得ていると推察される。

Z世代はお金があったらハイブランドを「買いたい」 ブランド自体に関心が低いわけではない

 最後に、「お金が好きなだけあったとしたら、ハイブランドを買いたいと思うか?」という質問に対して、「とても購入したい」「購入したい」の合計は54.0%と約半数という結果に。これにより、先述したZ世代がブランドを重視しない理由は、お金がないという理由が大半で、ブランド自体に関心が低いわけではないことが明白となった。

調査概要
  • 調査期間:2023年11月24日
  • 対象条件:全国のZ世代(18~26歳)男女
  • 調査方法:インターネットを利用したアンケート
  • 調査有効回答数:607名