電通デジタルは、インクルーシブ視点ですべての生活者にとって価値ある新規プロダクトの開発を支援する「インクルーシブデザインソリューション」を提供開始した。課題意識と新しい視点を持つマイノリティの人々を“リードユーザー”として巻き込み、彼らと共創し構想から開発まで一気通貫でサポートする。
同ソリューションでは、マイノリティの人々のなかでも自身の生活のなかで生じる課題意識と新しい視点を持つ存在を“リードユーザー”として定め、彼らをプロジェクトメンバーとしてリクルーティングし、プロセス全体でともに新たなイノベーションを創発するソリューションを提供する。
多数派の視点からは気付けない潜在的なインサイトを基点に課題抽出とアイデア発想をおこなうことで、本質的な問題の改善と新たな価値創造へつなげ、一部が取り残されないだけでなくすべての生活者にとって価値のあるプロダクトを創出する。この構想から開発、運用までのプロセスを、同社のDXコンサルティングの実績とco-design(参加型デザイン手法)の専門性を活かし一気通貫でサポートする。
問題定義フェーズ
1.リサーチ・課題抽出
見過ごされてきたユーザーはいないか、リードユーザーとともにインクルーシブ視点で課題を抽出する。
- 手法:インタビュー、エスノグラフィ、ペルソナ/カスタマージャーニー
2.アイデア発想・課題の絞り込み
Co-designのアプローチで、リードユーザーとワンストップで共創する「ワークショップ」を設計、フィールドワークや実体験から本質的な課題に気付く課題の特定・アイデア発想を支援する。
- 手法:ワークショップ、ストーリーボード、サービスブループリント
問題解決フェーズ
3.プロトタイピイング
ワークショップから抽出されたインサイトをもとにプロトタイプを制作し、リードユーザーへのテストを行う。
- 手法:ストーリーマッピング、機能検討、ワイヤーフレーム
4.デザイン検証・開発
プロダクトのローンチに向け、デザインにリードユーザーのニーズが反映されているかチェックし、UI/UXデザイン、ガイドラインを策定する。
- 手法:UI/UXデザイン、ガイドライン化
運用フェーズ
5.運用支援
ローンチ後も、ユーザーからのフィードバックをインクルーシブ観点で取り込み、段階的なグロースに向けて改善案を立案する。
今後も電通デジタルでは、リードユーザーと共創し、誰も取り残されないプロダクト開発の支援をすることで、クライアント企業のイノべーション促進と新たな価値創造に貢献していく。