GMOインターネットグループ、AIにより年間18 億円相当の業務効率化を2024年度の目標に設定

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2024/02/15 09:00

 インフラ、広告、金融、暗号資産事業を展開するGMOインターネットグループは、業務でのAI活用をさらに加速させることを通じ、1年間で18億円相当の業務効率化の実現を2024年度の目標に設定した。

 同目標は、GMOインターネットグループの各社・各部門において、AIによりさらに効率が上がり、コスト削減にもつながる業務を洗い出し積み上げた結果から設定された。具体的には、カスタマーサービスのAIチャット化や、コード生成・チェックの自動化、また、資料作成、契約書などのレビューなど、さまざまな領域でAIをフル活用することで、目標を達成していく。

 これらを達成するには、全パートナーがAIを使いこなすことが必須となる。そのために、GMOインターネットグループでは、外部講師を招いての実践的な「AIセミナー」の定期的な開催、パートナー向けのAIテスト「GMO AIパスポート」の実施、そして2024年2月からは、非エンジニアを対象としたリスキリング施策として、3ヵ月間の短期AI人財育成プログラム「虎の穴」を開始。このような施策を絶え間なくおこなうことで人材の高度化を図る。

 このようなAIへの取り組みへの姿勢を表すため、全パートナーで共有する新たなキャッチコピーとして「AIで未来を創るNo.1企業グループへ」を掲げた。 

 これは、「お客様の「笑顔」「感動」を創造し、社会と人々に貢献する」という、同社のフィロソフィーにもとづき、顧客、株主、取引先、パートナー(従業員)をはじめとするGMOインターネットグループを取り巻くすべてのステークホルダーの未来をAIで豊かにする思いを込めている。

各社で取り組むAIで効率化可能な主な業務

  • 一般業務:情報収集、情報整理、情報の要約、議事録作成、分析、レポーティング
  • 営業:資料作成、リスト作成
  • カスタマーサービス:AIチャット化、自動応答
  • 広告・クリエイティブ:サイトデザイン・構成案、記事・バナー・画像・映像の制作や修正
  • システム:開発・コード生成、コードチェックの自動化、障害予知、異常検知、脆弱性診断自動化
  • 管理業務:資料のドラフト作成、契約書レビュー、翻訳業務 など