アサヒグループホールディングスは、新たなグループコーポレートロゴマークおよびコーポレートステートメントを策定し、2024年4月1日から展開する。近年のグローバル化の進展にともない、グローバル企業としての新たなコーポレートブランドを構築し、企業価値の向上を目指す。
策定の背景
同社は、1889年に日本で創業し、現在はビールを中心とした酒類、飲料、食品で多様なブランドを世界で展開している。世界各国の有力な事業基盤の取得などにより、売上収益の海外比率は約50％に高まり、グループ社員の海外比率も半数以上となるなど、グローバルで多様性のある組織へ急速に発展している。
こうした事業や組織構造の変化を踏まえ、真のグローバル企業を目指し、グループとしてのCI（コーポレートアイデンティティ）を再定義し、それに合わせてグループロゴとコーポレートステートメントを新たに策定した。
新グループコーポレートロゴマークについて
新たなグループロゴは、従来のロゴ「Asahi」の下に黄色の「サンライズ・アーク」と青色の「GROUP」の文字を加えて構成されている。
「サンライズ・アーク」は、地平線から昇る「朝日」と「輝く世界」を表し、企業名である「Asahi」の意味を世界中の人々が言語の枠を超えて直感的に認識できるようにデザインした。「GROUP」 の文字と「サンライズ・アーク」による扇状に広がる構成は、グローバル企業としての未来への希望、将来性、発展性を表している。また、青色と黄色は、「地球と太陽」、「水と光」を表現し、伝統と革新、誠意と情熱、信頼と挑戦を表わす色でもある。新たなグループロゴは、主に同社や日本、欧州、オセアニア、東南アジアの4つの地域統括会社において、企業活動を中心とした情報発信に活用する。
なお、従来のロゴは、日本国内の事業会社や商品パッケージなどで継続して使用される。
新コーポレートステートメントについて
同社は、2019年に制定したグループ理念“Asahi Group Philosophy”（以下AGP）において、Mission「期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造」やVision、Values、Principles を掲げている。AGPは、すべての事業活動における原点として、中長期的な企業価値向上に向けたグループ経営における最上位の理念。
新たに策定したコーポレートステートメント「Make the world shine “おいしさと楽しさ”で、世界に輝きを」は、AGPを補完するものであり、なぜAGPの実現を目指すのか、その社会的な価値や意義を表明している。新グループロゴと合わせて、同社独自のメッセージを発信していくことで、持続可能な未来の実現につなげていく。
