日本コカ・コーラは、サスティナビリティーの取り組みの一環として、高齢者や障がいのある人も、より便利に同社の自動販売機を利用できるよう、コカ・コーラ公式アプリ「Coke ON(コークオン)」のアクセシビリティ機能を拡充した新バージョンを公開した。新バージョンでは、アプリ操作画面の視覚情報だけでなく、スマートフォンのバイブレーションの触覚情報や、音声読み上げなどの聴覚情報を活用できるようになった。アプリを最新バージョンに更新することで、全国の身近な「Coke ON」対応自動販売機で利用できる。
本アップデートは、「Coke ON」の継続的なユニバーサルデザイン対応の一環であり、2018年にスタートした、自動販販売機の高いところにあるボタンに手を伸ばさなくても、手元のスマートフォン操作だけでキャッシュレスでドリンクが買える「Coke ON Pay」、2023年12月に導入した、文字の大きな「クイックメニュー」、スマートフォンのバイブ振動と連動した「近くの自販機を探し、接続する」機能につづき、今回公開したバージョンでは、アプリ内の文字や操作ボタンのサイズを拡大した。さらに、2024年4月下旬には、音声によって自動販売機内の製品を選択できる機能の追加を予定しており、これらのすべての機能は、スマートフォン本体の音声読み上げ機能と組み合わせることもでき、高齢者、車いすを利用の人、障がいのある人を含む、多くの人にとっての自動販売機のアクセシビリティを改善することができる。
また、アクセシビリティ改善の取り組みの一環として、「Coke ON」では、ミライロが提供するデジタル障害者手帳「ミライロID」との連携を2024年4月8日(月)より開始する。「Coke ON」から、「ミライロID」の認証を行うことにより、「Coke ON 障がい者割引」の対象となり、ドリンク購入時にもらえる「Coke ON」スタンプがいつでも2倍になるほか、サブスクリプションサービス「Coke ON Pass」の割引などの特典をご利用頂けるようになる。日本コカ・コーラは、自動販売機を飲料購入のための社会インフラのひとつであると捉え、デジタル技術などを活用することで、さらなるアクセシビリティや利便性の改善に取り組んでいく。