モリサワ、同社初の和文バリアブルフォント「DriveFlux(ドライブフラックス/仮称)」を発表

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2024/04/12 09:00

 モリサワは、2024年度の新書体として、同社初の和文バリアブルフォント「DriveFlux(ドライブフラックス/仮称)」を開発中であることを発表した。

 「DriveFlux(仮称)」は、バリアブルフォントとして新しくデザインされた、シンプルでシンメトリーな骨格と幾何学的なストロークで構成された和文書体。見出しなど、目を引きたいシーンに幅広く活躍する。

 従来の静的なファミリー書体では、ウエイトや字幅ごとにフォントファイルが用意されてきたが、次世代のフォントフォーマットであるバリアブルフォントは、それらのフォントファイルをひとつに集約し、軽量で柔軟なスタイル選択が可能に。そして、同社にとって初めてとなる今回のバリアブルフォントは、“Drive your Design. Drive your Typeface.”をコンセプトに掲げ、可変機能を活かした多彩なデザインバリエーションを直感的かつシームレスに選択できる。

4つのデザインスタイルが可変軸として搭載

 それぞれのデザイン軸を横断的かつ無段階に選択できるため、力強さやスピード感など、表現したいイメージを細部まで調整できる。

  • 太さを調節するWeight(ウエイト)軸
  • エレメントに流線型のカーブデザインを与えるSmoothness(スムースネス)軸
  • 主に横画の太さを変化させるContrast(コントラスト)軸
  • 傾斜角を調節するSlant(スラント)軸

 「DriveFlux(仮称)」は、2024年度中の提供に向けて開発を進めている。提供時に仕様やデザインなどが変更となる場合がある。