モリサワは、2024年度の新書体として、同社初の和文バリアブルフォント「DriveFlux(ドライブフラックス/仮称)」を開発中であることを発表した。
「DriveFlux(仮称)」は、バリアブルフォントとして新しくデザインされた、シンプルでシンメトリーな骨格と幾何学的なストロークで構成された和文書体。見出しなど、目を引きたいシーンに幅広く活躍する。
従来の静的なファミリー書体では、ウエイトや字幅ごとにフォントファイルが用意されてきたが、次世代のフォントフォーマットであるバリアブルフォントは、それらのフォントファイルをひとつに集約し、軽量で柔軟なスタイル選択が可能に。そして、同社にとって初めてとなる今回のバリアブルフォントは、“Drive your Design. Drive your Typeface.”をコンセプトに掲げ、可変機能を活かした多彩なデザインバリエーションを直感的かつシームレスに選択できる。
4つのデザインスタイルが可変軸として搭載
それぞれのデザイン軸を横断的かつ無段階に選択できるため、力強さやスピード感など、表現したいイメージを細部まで調整できる。
- 太さを調節するWeight(ウエイト)軸
- エレメントに流線型のカーブデザインを与えるSmoothness(スムースネス)軸
- 主に横画の太さを変化させるContrast(コントラスト)軸
- 傾斜角を調節するSlant(スラント)軸
「DriveFlux(仮称)」は、2024年度中の提供に向けて開発を進めている。提供時に仕様やデザインなどが変更となる場合がある。