LINEヤフーが運営するインターネットオークションサービス「Yahoo!オークション」は、Android版スマートフォン用アプリをリニューアルした。なお、iOS版の提供は、2024年秋ごろを予定している。
リニューアルの背景
1999年9月にサービス開始した「Yahoo!オークション」は、希少価値が高い・高単価なものを中心に規模を拡大している。2019年10月からは、より手軽に出品・購入などの取引ができるフリマサービス「Yahoo!フリマ」を提供している。自分で価格がつけられないような商品や珍しい商品は「Yahoo!オークション」、安価でも早く売りたい商品は「Yahoo!フリマ」で出品するなど、目的に合わせて併用するユーザーが増えていることをふまえ、2023年10月には両サービスをヤフーブランドに統一した。今回、よりいっそうサービス同士の利用体験を近づけ、利便性向上を図るため「Yahoo!オークション」アプリのリニューアルを行った。
リニューアルのポイント
「Yahoo!フリマ」に近いシンプルなUIに刷新
表示する要素をシンプルにすることで、より商品を見つけやすく、キャンペーン情報も確認しやすいデザインに刷新。これまでサービスを利用したことのない人でも直感的に利用ができるようにレイアウトを見直した。
併用をより便利にする新機能を追加
「Yahoo!オークション」アプリから「Yahoo!フリマ」の商品がウォッチできるようになる。また、これまで「Yahoo!オークション」ブラウザ版と「Yahoo!フリマ」向けに展開していた「ほしい物リスト」も「Yahoo!オークション」アプリに追加される。ユーザーは製品を登録することで、「ほしい物リスト」から詳細なスペック情報や出品状況の確認が可能になり、価格・商品の状態・出品者の評価を一目で比較できるようになった。
おもな変更点
おもな変更点は次のとおり。なお、現在提供している主要な機能に変更はない。
- ホーム:タブを「おすすめ」「ピックアップ」「保存した検索条件」の3種類に統合する。「保存した検索条件」を複数設定した場合、1つのタブでまとめて閲覧できるようになった。
- 検索:絞り込み機能の改善など、「Yahoo!オークション」と「Yahoo!フリマ」の両サービスの商品をより探しやすいデザインになった。
- 出品:より早く簡単に出品できるよう出品フォームを変更した。
- 商品ページ:情報整理とわかりやすいクーポン表示へデザイン変更し、価格表記は税込価格に統一する。また、初めての人でも入札しやすいフローへ変更した。
- マイオク:トップページのデザインを変更し利便性向上を図る。ウォッチリストに「ほしい物リスト」を追加し、製品カタログが登録できるようになった。また「Yahoo!フリマ」商品も登録できる。