ソニーグループ、スポーツファンコミュニティの活性化を目指すサービス「FavoriteSpace」を始動

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2024/08/21 06:30

 ソニーグループ(以下、ソニー)は、スポーツの新たな楽しみかたの提案を通じてファンコミュニティの活性化を目指すサービス「FavoriteSpace(フェイバリットスペース)」を始動した。ソニーが持つテクノロジーとエンタテインメントのノウハウを活用した、新たなスポーツコンテンツやファンが熱狂できる場の創出を通じて、「ソーシャルエンタテインメント空間」を提供していく。

 本サービスでは、スマートフォン向けアプリ「FavoriteSpace」の提供を開始した。第1弾として、マンチェスター・シティ・フットボールクラブ(Manchester City Football Club/以下、マンチェスター・シティ)の多彩なコンテンツを楽しめる空間(エリア)をアプリ内で公開した。

 ソニーは「FavoriteSpace」を通じて、同じ「好き」(favorite)という気持ちを持つファン同士や、ファンとチームや選手とのつながりの場を提供する。フィジカルとバーチャルの双方でスポーツファンの活動を充実させ、既存ファンのエンゲージメント向上やファン層の拡大につながるような新たな体験価値の創出を目指す。

アプリ「FavoriteSpace」

 アプリでは、ユーザー自身を投影したアバターで、スポーツチームの歴史やフィロソフィーが詰まった「エリア」と呼ばれるバーチャル空間を訪れ、チームの特色に合わせたコンテンツや、コミュニケーションを手軽に楽しむことができる。たとえば、ソニーのグループ会社であるHawk-Eye Innovations(ホークアイ)のトラッキングシステムなどの技術を活用した、没入感のある3DCGコンテンツの視聴などを通じて、フィジカルの世界で生まれる熱狂や興奮を、バーチャルならではの方法
で味わうことができる。

 エリアの第1弾「マンチェスター・シティ・エリア」は、2021年からソニーがオフィシャル・バーチャル・ファンエンゲージメント・パートナーとしてマンチェスター・シティと共同で実証実験を行い、ファンの声を取り入れて開発を進めてきた。今後、さまざまなチームや、サッカー以外のスポ
ーツのエリアやコンテンツ提供など、体験の拡充を進めていく。

 なお、アプリ「FavoriteSpace」は、有料機能を含む正式版サービス提供は10月より開始予定。リリース時点での本アプリ提供国は日本、米国、英国の3ヵ国。

「マンチェスター・シティ・エリア」における主な体験

場所や時間の垣根を越えた、スポーツの新たな楽しみかた

マンチェスター・シティのホームスタジアムであるエティハド・スタジアム(英国・マンチェスター)をバーチャル空間に忠実に再現。スタジアムでは、3DCG化された過去のホーム試合のハイライトを自由視点で視聴できるImmersive Highlights(イマーシブハイライト)など、バーチャルならではの没入感のあるコンテンツを楽しむことができる。

ファン・チーム・選手が深くつながる

アバターは、感情表現やスタンプ、互いに肩を組むなどの連携アクションによるコミュニケーションを通じ、国籍や言語を超えて、チームへの想いや情熱を共有可能。さらに、実際の試合日にバーチャル空間上で開催されるイベントへの参加や、ユニフォームやグッズを用いたアバターのカスタマイズ、ファンバナー(横断幕)制作への参加など、さまざまなかたちで応援の気持ちを表現できる。こうしたファンの応援にチームや選手が応えていくことで、双方向のコミュニケーションを実現し、ファンとチームの一体感を高めることを目指す。