メタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスタ―は、ベネッセコーポレーション（以下「ベネッセ」）に協力し、運営する「cluster」上にて仮想空間（メタバース）にログインして進研模試を受験する、「進研模試」の提供を開始した。
メタバースを活用した模擬試験は、時間や場所を問わず、学校で模試を受験しない個人の生徒でも受験できるようにする。近年、教育現場における課題解決において、同社には問い合わせが増加しており、無償で提供を開始している教育プログラムのダウンロード数は500を超え、中高生からの直接の問い合わせに応える形の「会社見学」や「VR体験会」、メタバース教育を通じたデジタル人材の育成の支援などについて協力してきた。
今回協力するベネッセコーポレーションのメタバースを活用した「進研模試」は、近年の学校現場で、進路や受験方法の多様化、登校しない選択をする生徒などに対して新しい支援のありかたが求められているなか、ひとりでも多くの先生・生徒がさらに学習や受験に挑戦しやすくなる環境を提供することを目指している。
さらに、個人でも受験できるだけでなく、メタバースならではの「コミュニティ機能の提供」により、生徒個人が「より主体的に、褒めあい、ライバルを見つけることもできる、学校以外のコミュニティの提供」の実現を目指しており、メタバース空間を利用した交流・学習・テスト受験環境などを設けている。
今回スタートするサービスの概要
メタバースを活用した模擬試験では、生徒が個人単位で申し込みを行い、メタバース上に用意された模試の受験会場に集う形で受験できる。受験できる科目や試験の内容は、従来の「進研模試」と同じです。採点結果や志望校判定はオンライン上で確認する。個人の事情に合わせて、いつでも、どこからでも気軽に自分の力を試すことが可能。
試験会場からコミュニティルームに移動すれば、受験の前後にそれぞれのアバター同士で、ほかの生徒と音声やチャットでコミュニケーションすることもできる。
1.「模擬試験」が個人で受験可能
メタバースを活用した模擬試験では個人での申し込みが可能になる。学校で受験できる環境にない生徒にも受験機会を創出する。
2.場所を選ばずに受験可能
仮想空間を活用しているため、ネット環境があれば、自宅や自習室など好きな場所から、時間を問わず受験することが可能。生徒の時間・費用の負担を大きく軽減する。また、1科目ずつわけて受験が可能なため、まとまった時間を取るのが難しい生徒も受験が可能な設計。
3.迅速で正確な採点・信頼性のある判定
答案の提出方法や採点方法に工夫をし、オンライン方式では、マークシート方式では即日、記述方式でも1週間～2週間程度で採点結果を返す。また、学校実施と同様に信頼性ある志望校判定・対策方法を提供する。
4.多くの高校生が受験しやすい価格
紙でなくオンラインでデータを提供することなどにより、生徒が複数回でも受験できる受験しやすい価格で提供する。
