アドビは、クリエイティビティカンファレンス「Adobe MAX」において、新たなグローバルイニシアチブとして「Adobe Digital Academy」を拡大することを発表した。これにより、次世代の学習者や教師がAIリテラシーやコンテンツ制作、デジタルマーケティングなどのスキルを習得できるプログラムを提供する。2030年までに3,000万人が需要の高いスキルを身につけることを目標としている。
トレーニングと認定資格は、アドビとCoursera、NGO、小中高校、大学、その他の教育機関との連携を通じて提供される。また、奨学金やNGOへの助成金を拠出し、あらゆる学習者が将来のキャリアにつながるトレーニングやツールを確実に活用できるよう支援する。
このプログラムは、さまざまな背景を持つ学習者が社会で活躍し、すべての人々が創造性を発揮することを目指すアドビの理念に基づいている。アドビは、世界中の人々や組織が自身の持つストーリーを語れるように、寄付、奨学金、製品へのアクセス、パートナーシップなど、この取り組みを含めて今年全体で1億ドル以上を投じている。
アドビはこのプログラムのために、生成AIコンテンツ制作、クリエイティブ＆AIスキル、AIを責任を持って倫理的に使用する方法、SNSコンテンツ、マルチメディアコンテンツ、コンテンツマーケティング、マルチチャネルコンテンツや広告などのトピックを網羅した幅広いカリキュラムを開発。学習者は、Adobe Expressなどのツールを使用して、高品質なコンテンツを容易に作成する能力を身につけられる。また、生成AIを活用して、より創造的かつ視覚的に自己表現する方法を学ぶことができる。
