大日本印刷(以下、DNP)XRコミュニケーション事業は、ヤクルト本社の湘南化粧品工場ポータルサイトの制作おいて、同社が開発した「DNPインタラクティブWEB」を提供し、オープンする。
DNPは2021年からXR(Extended Reality)技術を活用した、「XRコミュニケーション」事業を展開し、リアルとバーチャルを融合した新たな体験価値の提供に取り組んでいる。今回DNPが開発した「DNPインタラクティブWEB」を活用し、ヤクルト本社の湘南化粧品工場ポータルサイト「Yakult Beautiens 湘南化粧品工場バーチャル工場見学」の制作を支援した。これにより、企業と生活者をインタラクティブにつなぐ情報発信の場として、同社の化粧品事業「ヤクルト ビューティエンス」のブランド価値向上とファンの増加を目指す。

ポータルサイトの特徴
1.インタラクティブなトップページ
工場がある湘南地域をイメージした俯瞰イラストページを配置し、動きのある要素で各コンテンツへの誘導を強化。地域性を直感的に伝える。
2.多彩なコンテンツで情報発信を強化
「バーチャル工場見学」や「美の学校」など、楽しみながら学べるコンテンツを提供。公式オンラインショップへのリンクも設け、同社の化粧品の認知・興味・購入意向の向上を図る。
3.バーチャル工場見学を導入
バーチャル工場見学は、ドローン撮影による湘南化粧品工場の映像から始まり、360度の映像やインタラクティブなコンテンツを通じて、実際に工場を訪れているかのような体験を提供する。「ビューティエンスシアター」ではヤクルトが化粧品事業に取り組む背景「なぜ?ヤクルトが化粧品」を映像で伝え、「生産ライン」では生産ラインの流れを360度カメラの没入感のある映像を通じて学ぶことができる。「研究室」では「化粧品が生まれるまで」や「処方のひみつ」など、普段は見ることのできない情報を楽しく学ぶことができる。さらにリアルな工場見学の予約も可能。このバーチャル工場見学は、社内研修ツールとしても活用でき、製品や製造プロセスへの理解を深めることができる。

右上:湘南化粧品工場360度「ビューティエンスシアター
」左下:バーチャル工場見学内の360度「生産ライン」
右下:湘南観光マップ
今後の展開
今後も、ヤクルト本社「湘南化粧品工場『バーチャル工場見学』」をはじめ、多様な業種の企業や団体などの生活者との関係を強化するインタラクティブなウェブ空間の構築・運用を支援し、各種製品・サービスの認知拡大、ファンの獲得やファン・コミュニティの活性化につなげていく。また生活者に向けた新たな情報発信や交流の場としてXRコミュニケーションによる体験価値を提供し、企業・団体等のコーポレートブランディングの向上にも貢献していく。DNPが保有する機能・デザインアセットを活かしてコンテンツ活用の新たな手法開発への挑戦を続ける。