ANA・京急電鉄・横須賀市・横浜国大、移動サービス「Universal MaaS」の社会実装に向け連携開始

  • X
  • Facebook
  • note
  • hatena
  • Pocket
2020/02/07 13:00

 全日本空輸(以下、ANA)、京浜急行電鉄(京急電鉄)、横須賀市、横浜国立大学(以下、横浜国大)は、さまざまな理由で移動にためらいのある人々に提供する移動サービス「Universal MaaS」の社会実装に向けた連携を開始する。

 Universal MaaSとは、障がい者、高齢者や訪日外国人など、何らかの理由で移動にためらいのあるユーザーが快適にストレスなく移動を楽しめる移動サービス。公共交通機関の運賃、運航・運行状況、バリアフリー乗り継ぎルートなどの情報をユーザーに提供するとともに、ユーザーのリアルタイムな位置情報や必要とする介助の内容を交通事業者、自治体、大学が共有し連携することにより、シームレスな移動体験を実現する。

 4者は、2019年6月から産学官共同プロジェクトを開始。羽田空港第2ターミナルから横須賀美術館までの移動について、開発中の「お客さま用アプリ」、「サービス提供者用アプリ」を用いた実証実験を繰り返し、車いすを利用するユーザーと各サービス提供者双方の意見を反映したUniversal MaaSのプロトタイプを構築した。

 今後さまざまな特性をもつユーザーや各サービス提供者での試用を重ね、サービス提供者間で連携し、2020年度内の社会実装開始を目指す。