サイバーエージェントのアニメ&IP事業本部は、サイバーエージェントが手掛けるアニメのフランス展開の強化を目的に、フランスのマンガ出版社 KANA(本社:ブリュッセル)とマーケティングパートナーシップを締結した。

同社では2024年2月にアニメ&IP事業本部を設立し、IPの開発およびアニメの企画プロデュースを主軸に、広告・宣伝機能、グッズ制作・マーチャンダイジング機能などを集約するとともに、グローバル市場を見据えた総合的な事業を展開している。また、国内外のマーケティング戦略設計や全世界を対象にローカライズしたコミュニケーション設計とプロモーションを実行することで、アニメの海外向けマーケティングを強化している。
KANAはフランスのマンガ専門出版社で、ブリュッセルの書店員で日本マンガに可能性を感じたイヴ・シュリルフ氏によって1996年に設立された。フランス有数のメディア・コングロマリットのメディア・パルティシペーション・グループの一員であるDargaud Lombard SA(ダルゴー・ロンバール社)の傘下で運営されるKANAは、フランス語圏の読者に向けて日本マンガの魅力を発信し、その普及を目的とした事業を展開している。
KANAとのパートナーシップについて
マンガおよびアニメ領域におけるマーケティング活動では、両分野を密接に連動させ、双方のファンコミュニティの熱量を高めることが、プロモーション効果の最大化につながる重要な要素となる。本パートナーシップを通じて、両社の公式SNSを活用した相互プロモーションの展開や、マンガ・アニメに関連したイベントの共同開催を予定。また、海外向けアニメニュースメディア「ANIME FREAKS」のフランス語対応を今後予定しており、KANAの専用ページを新設、同社が取り扱う作品および関連情報をフランス語圏のユーザーに向けて発信していく。
今後も同社アニメ&IP事業本部とKANAだからこそ実現できる独自のマーケティング・プロモーションを通して、フランスでの日本のマンガ・アニメ作品との新たな出会いを促進し、ファンコミュニティのさらなる活性化を目指していく。