ホロラボ、3D CADやBIMをAR/MR向けに自動変換する「mixpace」のHoloLens 2対応版を発売

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2020/02/26 10:10

 SB C&Sとホロラボは、3D CADやBIMで作成した設計データを自動でAR/MRに変換する製造業・建設業向け可視化ソリューション「mixpace(ミクスペース)」のHoloLens 2対応版を2020年3月2日に発売する。

施工予定現場にBIMデータを重畳表示
施工予定現場にBIMデータを重畳表示

 mixpaceは、AR/MR技術を活用した3Dデータの可視化を行いたいという法人ユーザー向けにサービスを提供している。誰でも手軽に3D CADやBIMで作成したデータをAR/MR対応デバイスで確認が可能な3Dモデルに変換でき、おもに設計や製造、建設、配置シミュレーション、施工、保守などで3Dデータを活用することが可能。2019年2月25日にHoloLens対応版をリリース、2019年12月3日にiPad対応版をリリースしており、また随時機能のアップデートも行っている。

 mixpaceの特徴である「3D CADやBIMデータのAR/MR化に必要な変換・管理・表示機能をワンストップで提供する」をHoloLens 2対応版でも引き継いでいる。HoloLens 2をすでに使用しているユーザーは、mixpaceを導入することで、すぐに業務で活用することができる。

 また、HoloLens2対応版のリリースにともない、3D CAD・BIMデータのAR/MR向け変換処理システムの改善を実施。83社のテストユーザーが独自の3D CAD・BIMデータで実施したところ、合計371件の平均変換時間は3分26秒という結果が出た。(※HoloLens 2対応版の提供開始にともない、HoloLens対応版のサポートは終了)

mixpace HoloLens 2対応版の新機能

  • 視野角が従来デバイスと比較し大幅に向上し、より大きな表示寸法の可視化が容易に
  • 直感的な操作UIにより表示した3Dモデルの操作性が向上し、現実空間での位置合わせが容易に
  • 3D CAD・BIMデータのAR/MR向け変換処理の高速化
「mixpace」のHoloLens 2対応版を発売
「mixpace」のHoloLens 2対応版を発売

mixpaceの特徴

  • 3D CAD、BIMデータをユーザー専用ウェブページにアップロードするだけで、自動でAR/MR向け3Dデータに変換。AR/MR開発の専用スキルがない人でも簡単に利用できる
  • クラウドベースのサービスなので、場所や環境を選ばずいつでも利用可能
  • 変換機能の一部にオートデスク社のAutodesk Forgeを採用しており、複数のメジャーなファイルフォーマットに対応。オートデスク社の3D CAD、BIM各種データ形式のほか、製造・設計用3D CADの中間ファイル形式などの主要なファイル形式に対応(一部対象外あり)
  • 変換されたデータは日本マイクロフトのクラウドプラットホーム「Microsoft Azure」上のセキュアなストレージに保存し、高いセキュリティーを保持
  • HoloLens 2 とiPadの一部機種に対応したふたつの専用ビューアーアプリを提供