電通デジタル、TikTok施策の収集・分析を行う新サービス「Tribe Driven Social Listening for TikTok」提供開始

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2023/03/08 08:00

 電通デジタルは、ユーザーをトライブ(共通の興味関心やライフスタイルを持った集団)で捉えることでより高度な分析・可視化を可能とした統合フレームワーク「Tribe Driven Marketing」の仕組みを活かした独自の方法で、TikTok上の人気投稿(ハッシュタグ投稿)の収集・分析を行う国内初の新サービス「Tribe Driven Social Listening for TikTok」を開発し、提供を開始した。

 TikTokは国内においても利用者が増加傾向にある。また、企業のTikTokを活用した施策実施やアカウント開設・運用への需要が増加する一方で、TikTok施策の分析においては、プラットフォームの特性を理解し新しいファンやコミュニティへアプローチする方法、そして次のトレンドへつなげていく手段をマーケティング的な視点で捉えることが難しく、TikTokでどのようなコンテンツを制作し発信していくべきかの判断がしづらいといった現状がある。またその土台となるKPI設計、コミュニケーションプランニングや運用改善に悩みを抱え、効果的な取り組みとなっているかの判断が難しいことが大きな課題となっている。

 このような状況をふまえ電通デジタルは、TikTok施策の収集・分析を行う新サービス「Tribe Driven Social Listening for TikTok」を開発した。同サービスでは、TikTok上の広告・クリエイター・一般ユーザーを含むすべてのデータ(動画視聴数やいいね数などのインサイト情報)を、ハッシュタグ投稿検索結果に基づいて独自の方法で収集し、TikTok上のユーザーを共通の興味関心やライフスタイルで区分した“トライブ”という集団で捉えて分析する独自の手法によって、特定のトライブから絶大な支持を得るTikTokクリエイターの特定や、ターゲットとなるユーザーの興味関心を最大化するクリエイティブ要素の抽出が可能となる。

 さらに、特定のジャンルで頻繁に使用される主要タグや急上昇しているタグ、企業のキャンペーンタグなどを収集することで、公式TikTokアカウントの開設・運用時、TikTokクリエイターを起用した施策実施時の最適な目標(KPI)を設計することも可能となる。

 同サービスの特徴は、次のとおり。

電通デジタル独自のデータ収集・分析手法

ハッシュタグを起点とした、TikTok上で投稿されている一般ユーザーを含んだコンテンツを収集・分析することにより特定の商品/サービスに対する潜在的な需要を可視化し、最適なTikTokクリエイターを発掘する。

TikTok上で最適化されたコミュニケーションプラン立案への活用

特定の商品/サービスに対する潜在的な需要を可視化し分析することで、ユーザー(発話)視点から作る最適なコミュニケーションプランの立案・実行を行うことが可能となる。その知見をクライアント企業の施策に活用し、より良い成果創出に貢献する。

施策実施時の最適な目標設計への活用

公式TikTokアカウントの開設・運用時、TikTokクリエイターを起用した施策実施時などに明確な成果に導くための1投稿あたりの再生数やエンゲージメント数(いいね数/コメント数/保存数/シェア数)を導く。

視聴ユーザーのアクションを促すクリエイティブ戦略と広告プラン立案への活用

TikTok上に存在するトライブごとの価値観に沿ったクリエイティブ戦略と広告プランを融合させることで、広告効果の最大化と視聴ユーザーの能動的なアクションを促し購買のチャンスを拡げる。

 同社では、同サービスの提供開始にともない、TikTok施策における一気通貫での支援体制をより強化していく。今後も「Tribe Driven Marketing」フレームを活かし、「Tribe Driven Social Listening for TikTok」を最大限に活用し、クライアント企業の事業成長に貢献する。