GMOインターネットグループ、生成AI活用により10万6,000時間/月の業務時間を創出

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2024/04/11 06:30

 インターネットインフラ、広告、金融、暗号資産事業を展開するGMOインターネットグループは、「AIで未来を創るNo.1企業グループへ」を掲げ、生成AIの活用を進めている。その結果、グループ全体で約10万6,000時間/月(前回調査差+約1万時間)、国内パートナー(従業員)の約11%にあたる663人月(前回調査差+63人月)に相当する業務時間を創出したことを発表した。

 前回の調査以降も、生成AIの活用促進に向けた「AI(愛)しあおうぜ!プロジェクト」を中心に取り組みを進めた結果、生成AIの活用率が78.7%(シフト勤務者を除く)と大幅に向上したことが要因。

 GMOインターネットグループは、今後も定期的にパートナーの生成AIの活用状況を調査していく。そして、すべてのパートナーがAIを活用できる人財となり、創出した時間でよりクリエイティブな業務へ転換し、AIを活用した各種プロダクトやサービスの開発を加速することで、すべての人の「笑顔」と「感動」につなげていく。

GMOインターネットグループの生成AI活用調査結果

調査概要

2024年3月11日(月)から15日(金)にかけて、GMOインターネットグループの国内パートナー(正社員、派遣社員、アルバイト)5,857人を対象に(有効回答5,235人)アンケートを実施した。

調査結果・分析サマリ

  • 78.7%の国内パートナー(シフト勤務除く)が生成AIを「業務に活用している」と回答
  • 国内パートナー(シフト勤務含む)の73.2%が生成AIを活用したことにより、ひと月あたり約10万6,000時間、国内パートナー数の約11%にあたる663人相当の業務時間を創出した。これは、前回2023年11月の調査時点と比べて、1万時間、63人月の増加となる。
  • 業務に生成AIを活用しているパートナーひとりあたりの業務削減時間は24.7時間/月(前回調査:24.6時間/月)と大きく変わっていない。よって、グループ内での生成AIの業務活用率が向上したことが、時間創出につながったと考えられる。
  • 生成AIを業務活用していると答えたパートナーのうち57.7%が有料ツール(「ChatGPT Plus」や「GitHub Copilot」など)を活用。また、すでに有料ツールを利用しているパートナーの98.9%が継続利用を希望しており、活用によるアウトプットに満足していることがうかがえた。さらに、調査時点で有料ツールを使っていない人の74.2%が利用を希望していることがわかった。