博報堂ら、「バーチャル空間/メタバース」での広告体験の設計・配信システムなど開発開始

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2021/11/17 12:00

 博報堂と博報堂DYメディアパートナーズのXR領域のクリエイティブやソリューション開発を行なうプロジェクト「hakuhodo-XR」は、「バーチャル空間/メタバース」における広告体験の設計、配信システム、効果測定サービスの開発を開始した。

 近年、5GやIoTの普及にともない、生活者の生活領域が大幅に拡張し、バーチャル空間を第二の生活空間にしようという動きが活発化している。それにともない、時間・空間的に自由度が高いバーチャル空間における新たな情報体験や広告配信の設計、受容性を含めた効果測定の方法など、現実世界とは異なるブランド体験の設計とその評価の方法が必要になってきた。

 同プロジェクトの第1弾として、三越伊勢丹が提供する仮想都市にアクセス可能な、VRを活用したスマートフォン向けアプリ「REV WORLDS(レヴ ワールズ)」との共同実証実験を開始。同プロジェクトには博報堂DYグループのデジタル・アドバタイジング・コンソーシアムのXR領域のエキスパートであるチーム「arrova」も参加する。

REV WORLDSでの実証実験内容

目的:バーチャル空間ならではのブランド体験のあり方およびその効果測定方法を検証する

  • 定型広告(サイネージ)の設計と受容性検証
  • 制限のないバーチャル空間ならではの非定型の広告並びにブランド体験の設計と受容性検証
  • 空間内のイベント、常設スペース・ショップ、パビリオン等の企画設計・運営
    ※実証実験広告の掲出は2021年12月以降の開始を予定