2021年下期の日常的なネット利用環境、50代〜70代のスマホ利用者が過去最多に/LINE調査

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2022/02/14 12:00

 LINEは、2021年下期のインターネット利用環境に関する調査を実施。同調査結果を発表した。同社では、2016年4月より半期に一度、スマートフォンなどでのインターネット利用に関する定点調査を行っている。

 同調査結果の詳細は、次のとおり。

日常的なインターネットの利用環境は引き続き「スマホのみ」での利用が最多を維持

 「スマホ」でのインターネット利用者は前回調査から増加し、全体の97%。「PC」での利用者も46%と前回調査(43%)から増加した。「スマホとPC」の併用は46%で、「PCのみ」での利用者は減少し、1%だった。

 構成比としての最多は「スマホのみ」での利用者で、52%と前回調査(53%)より微減。スマホ・PCでのインターネット利用なしは、全体の2%となった。

デバイス別の利用者の推移、スマホ利用者が徐々に増加 全体の97%がスマホを利用

 同調査では97%がスマホでインターネットを利用と回答し、過去もっとも高い数値となった。性別年代問わず、日本全体でスマホを通してインターネットを利用する人の割合が徐々に増加している様子がうかがえる。

 PC、タブレットの利用者はともに増減はあるものの、PCは約4〜5割、タブレットは約2割で引き続き推移。ガラケー利用者の割合は減少傾向にあり、同調査では最小の2%となった。

15〜79歳までの年代別の利用者の推移、引き続き年代が上がるほどスマホ利用者の増加傾向が顕著

 10代〜40代のスマホ利用者は、98%以上と高水準となっている。

 2018年10月の調査開始以降、40代以降のスマホ利用者は増加傾向に。特に年代が上がるほどスマホ利用者の増加傾向が目立ち、50代〜70代ではスマホ利用者が過去最多で、70代では42%、60代では78%となった。

調査概要
  • 調査地区:全国
  • 標本抽出方法:住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割り当て
  • 調査方法:調査員による個別訪問留置調査
  • 調査対象者:
    15〜79歳の男女 合計1156サンプル(人口構成比に沿って抽出)
    ※15〜59歳の男女 合計819サンプル(人口構成比に沿って抽出)
  • 調査期間:2021年10月