JR東日本とKDDI、AR技術で地域活性化や業務革新を推進 長野県で観光向けARコンテンツを提供

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2022/04/02 07:00

 東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)とKDDIは、AR技術を用いた新しい価値・体験の提供に取り組んでいる。

 今回両社は、ARによるコンテンツ提供を簡易に行えるプラットフォームを共同開発した。同プラットフォームを観光に活用し、2022年4月から始まる観光型MaaS「旅する北信濃〜牛(スマホ)にひかれて善光寺御開帳〜」にて、訪れた人にARコンテンツを提供する。

 両社は今後、地域のさまざまな情報や文化・芸術の活性化につながるARコンテンツを提供し、地域の活性化への貢献のほか、鉄道現場での業務革新などARの幅広い活用を目指すという。

ARプラットフォームのイメージ
ARプラットフォームのイメージ

観光用ARコンテンツの提供

 長野県の北信濃エリアを対象とした観光型MaaS「旅する北信濃~牛(スマホ)にひかれて善光寺御開帳~」と連携し、長野駅および善光寺周辺に観光用ARコンテンツを提供する。

提供コンテンツ

街なかAR案内マップ

長野駅、善光寺周辺、街なかの地図及びスポット情報を検索できる案内板をARで表示。

  • 2022年4月1日~2022年6月30日
街なかAR看板

観光スポットや店舗の前にARの看板を表示。

  • 2022年4月28日~2022年6月30日
ARガイド

長野駅の自由通路から、善光寺方面のバス停までの案内をARで表示。

  • 2022年5月9日~2022年6月30日
ARイベント

駅前広場でARコンテンツによるイベントを行う。

  • 2022年5月9日~2022年6月30日

利用方法

 長野駅および善光寺周辺を対象に、観光スポットや店舗の情報がユーザーのスマホ画面にARとして表示される。同サービスは日常空間にARを表示させるアプリ「XR CHANNEL」を自身のスマートフォンにダウンロードすることで体験できる。