XR（AR／MR／VR）や新技術を活用したデジタルアトラクションなどの新しいリアル体験エンターテインメントを企画開発するクリエイティブスタジオcurioistyは、iOS向けにベータ版を先行配信している「音楽とステージのためのメタバースアプリ“Beat Wave（ビートウェイブ）”」を、Androidでも提供を開始した。正式版は秋頃を予定しており、その際にはMeta Quest版もリリース予定だという。
Beat Waveは、どこからでも大勢のオーディエンスと一緒にライブに参加できることをテーマに、ライブ空間の再現を目標としたメタバースアプリ。現実のアーティストをボリュメトリックビデオ（立体映像）で撮影し、バーチャル空間に登場させることで、アーティスト本来の動きやパフォーマンスを再現することを目指している。
実写3D映像（ボリュメトリックビデオ）を仮想空間で表示
現実世界のアーティストをボリュメトリックビデオで撮影・再現するため、実写の人物が立体映像でバーチャル空間に出現する、アバターライブとはまた違った表現を体験できる。
撮影済みのパフォーマンスを配信するほか、リアルタイムでのボリュメトリックビデオ（立体映像）配信システムも開発しており、物理会場とバーチャル会場で同じライブに参加することが可能となっている。
1000人規模の同時接続を可能にする独自システムを開発
バーチャル空間でも多くの人と同時にライブを楽しみたい、というコンセプトを実現するため、マルチプレイのネットワーク通信を行うシステムを独自開発し、ひとつのバーチャル空間に1000人規模の同時接続を可能にしている。
自由に追加できるアバターのデータ形式増加
アプリ内に自由に追加できるアバターのデータ形式が増加した。他社のソーシャルVRアプリ利用者も、普段使用しているマイアバターや、お気に入りの姿で参加することができる。
- 追加可能なデータ形式：vrm, fbx, glb, gltf
ライブ用のモーションやリアクション
アプリ内で利用できるモーションやリアクションは、ヘッドバンキングやツーステップ、拳を突き上げる動きなど、ライブならでは動きをメインに構成している。
イベントを盛り上げ、アーティストを直接支援できるアイテムシステム
新たに追加された「アイテムシステム」では、ステージを盛り上げるためのエフェクトなどや、サイリウムなどの装備を購入することができる。イベント主催者自らが作成したドリンクアイテムも多数取り揃えている。また、アイテムの購入額は使用したステージの出現アーティストに還元されるとのこと。
物理会場とバーチャル会場で、同じイベントを同時開催
実際のライブハウスで行われるライブに、メタバース上でリアルタイムに参加することができる。
実際のライブハウスをフォトグラメトリーで再現
同ライブのバーチャル会場は、現実の老舗ライブハウス渋谷B.Y.Gを3Dスキャンし、フォトグラメトリー技術で再現している。
物理会場ではARで登場するアーティストと生バンドのセッションも
同ライブの物理会場では、特定のアーティストがARで登場し、生バンドとセッションするという物理会場ならではの演出も用意している。
フォトグラメトリーで再現したバーチャルB.Y.G
