マウスコンピューター、「DAIV」と「G-Tune」より16型フラグシップノートパソコンを発売

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2023/04/30 12:00

 マウスコンピューターは、クリエイター向けパソコンブランド「DAIV」(呼称:ダイブ)、およびゲーミングパソコンブランド「G-Tune」(呼称:ジーチューン)より16型フラグシップノートパソコンを発売した。

 本製品は最新の第13世代「インテルCore i9-13900HX プロセッサー」と、「NVIDIA GeForce RTX 4000シリーズ」を搭載。液晶には16:10 WQXGA(2560×1600)の高解像度液晶を採用することで、mouseブランド製品で多く採用される16:9の液晶と比較し作業範囲を広く確保できる。

 またカスタマイズで冷却専用の水冷BOXを選択可能。水冷BOX内には低騒音かつ大口径のファンとラジエーターが搭載されており、CPUなどの発熱部分をパソコン本体と水冷BOXの両方で冷却できるため、本体の冷却ファン回転数を抑え、静音性が向上する。

 「DAIV N6-I9G90BK-A」はCADやCGレンダリングなどの高負荷クリエイティブ用途向けに最上位グラフィックスのGeForce RTX 4090 Laptop GPUを搭載。さらにクリエイティブシーンで重要なsRGB比100%の色域をカバーする液晶を採用している。

 「G-Tune H6-I9G80BK-A」は、AIによる追加フレーム生成を行いゲームの描写性能を向上させるDLSS3.0に対応したGeForce RTX 4080 Laptop GPU を搭載。また液晶は240Hzのリフレッシュレートに対応、キーボードは移動や射撃など複数キーの同時押下が勝敗を分けるFPSなどで有効なnキーロールオーバーに対応している。

共通製品特徴

1.優れた冷却性能を持つ、水冷BOXが選択可能

本製品は、カスタマイズで専用の水冷BOXを1万1,000円(税込)で選択可能。水冷BOX内には低騒音かつ大口径のファンとラジエーターが搭載されており、ファンからの風をラジエーターに当てることで、熱せられた冷却液を冷やす仕組み。パソコン本体に水冷BOXを接続することで、CPUなどの発熱部分を、パソコン本体と水冷BOXの両方で冷却することができるため、冷却ファンの回転数を抑えることができる。

空冷時と比較すると、冷却ファンの回転に伴う騒音量が約30%下がるため、動画やゲーム内のBGMや音声に集中することが可能。

2.「DAIV N6-I90BK-A」製品特徴

「DAIV N6-I90BK-A」は、CPUに、インテル Core i9-13900HX プロセッサー」を採用している。クリエイティブ作業においてもとくに高い負荷が求められるデジタル建設設計CAD/BIM/CIM用途や、3DCGレンダリング作業も快適に行えるフラッグシップ構成となり、制作会社などプロや法人の利用を想定。

グラフィックスには、ビデオメモリGDDR6 16GBのGeForce RTX 4090 Laptop GPUを搭載。大容量ビデオメモリと前世代より増加したCUDAコア数などのスペックにより、3Dモデルの制作時も、滑らかな操作が可能になる。さらにCADを使用した設計や、BIM/CIM用途などで扱う大規模な点群データ処理も、遅延なく表示できるほか、カスタマイズで専用の水冷BOXの冷却を行うことでより高いパフォーマンスを発揮。

液晶には、sRGB比 約100%の広色域に対応した液晶パネルを採用。外出先でも、確認用の外部ディスプレイなどを別途用意することなく、本体の液晶パネルだけで精度の高い色調整が可能。さらに、16型でアスペクト比16:10、WQXGA 解像度(2,560×1,600)に対応しており、上下にタスクバーやメニューバーを表示した状態で、フルHDの作業領域を確保でき、見開きの原稿確認や文書の作成、動画・画像編集が効率よく行える。

3.「G-Tune H6-I9G80BK-A」製品特徴

「G-Tune H6-I9G80BK-A」は、美麗な映像表現や、1秒を争うFPSゲームなどのオンラインゲームプレイや、またそのゲームをプレイ、録画をしながら実況配信を行うユーザーなどを想定した構成。

CPUには、デスクトップCPUプロセッサーをノートパソコン向けに電力設定を合わせたカスタムCPU「インテル Core i9-13900HX プロセッサー」を搭載。前世代の「インテル Core i9-12900H プロセッサー」と比較し、E-coreは8基から16基に倍増、合計32スレッドで配信ソフトなどをより効率的に処理することが可能になる。

さらに、CPUグリスには高い熱伝導率をもつリキッドメタルを採用することで、前世代のインテル Core i9-12900H プロセッサーと比較してCINEBENCH R23のマルチ性能では約50%のパフォー
マンスがアップ。

また、グラフィックスはNVIDIA Ada LovelaceアーキテクチャとDLSS3.0に対応し、レイ トレーシングの効果を最大限に引き出す最新世代のGeForce RTX 4080 Laptop GPUを採用した。

3DMark Time Spy(Graphics)では、前世代のGeForce RTX 3070 Ti Laptop GPUと比較し約65.7%もの
パフォーマンス向上がみられ、高い解像度で安定したFPSでのプレイが可能になる。

液晶には、おもにFPSタイトルで求められる滑らかな映像表示を、ノートパソコンに内蔵された液晶で再現する、リフレッシュレート240Hz対応の液晶パネルを採用。eスポーツ大会などでも採用例が増えている240Hzのゲーミングスペックにより、常に大会に近い環境で練習を重ねたいというeスポーツプレイヤーのニーズに応える。

また、水冷使用時は、空冷使用時と比較しフレームレートの落ち込みを抑えることが可能。これにより、システム負荷が高くなった場合も水冷の冷却効果で性能の落ち込み抑制が期待できる。

本製品のキーボードは、nキーロールオーバーに対応し、FPS/TPSなどのゲームの操作で必要となる、複数キーの同時押しが可能。また、本製品のキーボードは管理アプリケーション「Control Center」によりLEDライトの色を変更可能で、好みのカラーで楽しむことができる。キー1つひとつの配色を変更することができるため、ゲームで使用するキーのみ配色を変更し、誤操作を防止する使いかたも可能。