YAMAPと多言語音声ガイドを手がけるKBC映像、ストーリーテリング型ソリューションサービスの提供へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2019/12/02 11:45

 多言語音声ガイド「jaj.jp」を手掛けるKBC映像と登山アプリ「YAMAP」を手掛けるヤマップは協業し、山の文化歴史を起点とする地域創生事業でのソリューションのサービス提供を開始した。

 同サービスは、登山やトレッキング目的で訪れるアウトドアユーザーに対し、「山」に関わるさまざまな地域の文化歴史を発信し理解を深めてもらうことで、人と山とその地域にある文化をつなげ、観光促進することで地域活性化を図る。

 そのために、KBC映像の番組制作で培った企画・構成・ナレーションなどのノウハウを最大限生かした多言語ガイドサービス「jaj.jp」と、「YAMAP」の登山用地図を連携させることで、YAMAPのユーザーが登山を通して地域にある文化歴史のストーリーを知ることができ、その地域をより深く理解することができるサービスを提供する。

 まず第1弾として、大分県の国東半島にある両子山を中心とする「六郷満山」と呼ばれる山岳信仰や神仏習合のストーリーをトレイルしながら知ることができるサービスを実施。

 具体的には、YAMAPの登山地図にガイドポイントを追加し、ポイントをタップすると現地のガイドポイントに設置してあるWi-Fi音声ガイドが聞け、そこに見える景色の裏側にあるストーリーを知ることができる。音声ガイドが設置されていないガイドポイントでは、タップすると画像とテキストの案内が表示され、そのポイントをより深く知ることが可能。

 国東半島の地域の人々にもYAMAP六郷満山地図を使用してもらい、四季折々の風景や祭事など、地元住民ならではの魅力をアプリ内で発信し、ユーザーコミュニティーを形成することで、六郷満山を通した交流が日常的に行われるようになる。

 今後はさまざまな地域で、文化歴史モデルコースの策定からガイドの作成、プロモーションなどのソリューションを提供。KBC映像の番組制作・映像制作とヤマップのアウトドアユーザー向けサービスの連携・連動事業なども模索していく。