イギリス当局がMetaにGIPHY売却を命令 競争法違反の懸念と高まる対テック大手規制の現状
2022/12/16 08:00
アメリカ国内だけでなく欧州やイギリスでもテック大手の影響力を懸念した規制強化の動きが本格化している。直近では、2022年10月18日にイギリスの競争規制当局「Competition and Markets Authority(CMA)」がMetaに対し、ソーシャルメディアとデジタル広告市場における競争が著しく阻害されるとしてGIPHYの売却を命じたところ。CMAは、Metaだけでなく、MicrosoftやAmazonなどいわゆるビッグテック(テック大手)と呼ばれる企業に対する姿勢を厳格化しており、市場関係者の関心を集めている。イギリスではテック大手企業を取り巻く環境がどのように変化しているのか、最新事例から現状を探ってみたい。