米メディアが連日報道するTwitter大規模レイオフとWARN法の関係
2022/12/13 08:00
アメリカではイーロン・マスク氏とTwitter関連の動向を報じるニュースが連日ヘッドラインを賑わせている。Twitter社員の半数、約3,700人がレイオフされたというニュースも記憶に新しい。この大規模なレイオフに関しては、Twitterが米国の州・連邦法に違反した疑惑が取り沙汰され、集団訴訟につながる可能性があるとも報じられており、今後さらに注目度が高まる公算が大きい。焦点となっているのは、Twitterが企業によるレイオフ規定を定めた「Worker Adjustment Retraining Notification(WARN)」法に抵触したかどうかという点だ。このWARN法は、連邦レベルで制定されているだけでなく、各州でも独自規定を盛り込んだWARN法があり、企業が大規模なレイオフを実行する際は必ず遵守しなければならないルールとなっている。今回はアメリカの報道から、Twitterによる大規模レイオフとWARN法に関する最新動向を探ってみたい。